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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


18.4 相互系切り替えシステムの設定(Windowsの場合)

相互系切り替えシステムは,アプリケーションサーバの実行系と待機系を1:1にする構成の一つで,それぞれのアプリケーションサーバを実行系として稼働させながら,お互いの待機系にする構成(相互スタンバイ構成)のシステムです。それぞれのアプリケーションサーバに同じ種類のJ2EEサーバを配置して,異なるJ2EEサーバを起動しておくことで,それぞれのアプリケーションサーバが実行系として動作しながらお互いの待機系として機能します。どちらか一方の系に障害が発生すると,もう一方の系に切り替えられます。これによって,少ない台数のアプリケーションサーバマシンで,むだの少ない運用ができるようになります。このシステムは,Smart Composer機能を使用して構築します。この節では,相互系切り替えシステムの設定について説明します。

なお,相互系切り替えシステムの詳細については,「18.2 相互系切り替えシステムの概要」を参照してください。システム構成については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「3.11.4 アプリケーションサーバの実行系と待機系を相互スタンバイにする構成」を参照してください。

〈この節の構成〉