Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging

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1.5.2 Reliable Messagingの機能とマニュアルでの説明個所の対応

Reliable Messagingの機能とマニュアルでの説明個所の対応を次の表に示します。

表1-1 Reliable Messagingの機能とマニュアルでの説明個所の対応

項番 機能 機能詳細 永続版リソースアダプタ 非永続版リソースアダプタ マニュアルでの説明個所
1 キューの種類 ローカルキュー ※1 2.2.1

  • 転送キュー
  • 受信用共用キュー
  • 送信用共用キュー
  • デッドメッセージキュー
×※2 2.2.22.2.32.2.42.2.5
2 キューの永続性 永続キュー属性 × 2.3.1
非永続キュー属性
3 メッセージの受信制御
  • プライオリティでの順序
  • FIFOでの順序
  • メッセージセレクタでの順序
2.6.12.6.2
4 メッセージ取り出しモード
  • シリアル取り出し属性
  • パラレル取り出し属性
  • パラレル取り出し属性(ただし,同一ユニット識別子の配信順序制御)
2.3.2
5 メッセージの作成 JMSインタフェース 7章
6 メッセージの受け渡し方式
  • 値渡し方式
  • 参照渡し方式
2.3.3
7 サーバ間転送
  • WS-Reliability(SOAP)によるサーバ間転送
  • OpenTP1システム(TP1/EE)とのサーバ間転送
× 2.4
8 Message-driven Beanとの連携 Message-driven Beanによるメッセージの配信 2.6.3
9 コマンド 運用コマンド ※3 8章
10 DB Connector for Reliable Messagingの機能
  • DB Connector for Reliable Messagingとのコネクション共有(トランザクションの1相コミット化)
  • ステートメントキャンセル
  • 障害調査用SQLの出力
  • 軽微な障害時のコネクション再利用
  • コネクションIDの取得
× 2.7
11 J2EEインタフェース(JMS,JCA/JTA)
  • ローカルトランザクションの利用
  • トランザクションマネジャでのトランザクションの利用
※4 ※4 2.6.6

  • コンテナ管理によるセキュリティ認証(コンテナ認証)
  • コンポーネント管理によるセキュリティ認証(アプリケーション認証)
×※5 2.6.5

  • シェアリングによるコネクションの共有
  • アソシエーションによるコネクションの共有
2.6.7
マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
12 転送データ相互接続用API 転送データ相互接続用インタフェース(BytesContainer) × 7章
13 キューの抑止制御 キューのメッセージの送受信を抑止 ※6 4.2.55.2.28.3.27
14 キューの障害閉塞 不整合となったキューの部分閉塞 × 9.4
15 J2EEサーバ(Application Server)の機能
  • リソースへの接続テスト
  • コネクションの障害検知
  • コネクションプーリング
※7 マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)
16 ログとトレース
  • 開始停止メッセージログ
  • Application Server用メッセージログ
  • メソッドトレース
  • PRFトレース
9.19.3

  • 共用キューイベントトレース
  • 回線トレース
×
17 キューのJNDIネーミングサービスへの登録
  • キュー定義ファイルの使用
  • キュー定義ファイルの未使用(キュー作成時の表示名の使用)
※8 3.4.43.5.2

(凡例)
○:使用できます。
△:一部使用できます。
×:使用できません。

注※1
非永続キュー属性のローカルキューだけ使用できます。また,キュー間転送によるメッセージの受信はできません。

注※2
永続版リソースアダプタでデッドメッセージキューに登録されるメッセージは,非永続版リソースアダプタでは,即削除されます。

注※3
管理状態だけで実行できるコマンド,キュー間転送で使用するコマンドなどは使用できません。

注※4
トランザクションサポートレベルには,NoTransaction,LocalTransaction,およびXATransactionを指定できます。

注※5
認証情報を指定しても無視されます。

注※6
メッセージの送受信抑止だけできます。キュー間転送関連の送受信抑止は使用できません。また,Reliable Messagingの再開始後,キューの抑止状態は引き継がれません。

注※7
リソースへの接続テスト,およびコネクションの障害検知は常に成功します。また,プールされるコネクション中にJDBCリソースは保持されません。

注※8
キュー定義ファイル未使用時のキューの表示名は,キュー作成ファイルで定義します。