Cosminexus V9 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging
QueueSession.createReceiver()またはcreateBrowser()メソッドの引数に,メッセージセレクタを指定できます。メッセージセレクタは,受信するメッセージの条件を指定するためのjava.lang.String型の構文です。受信側アプリケーションはメッセージセレクタを使用することによって,構文の条件に合うヘッダおよびプロパティの値を持つメッセージをキューから受信できます。
メッセージセレクタには,識別子,比較演算子,リテラルおよび論理演算子を組み合わせた構文を指定します。
次に示す識別子を指定できます。識別子は半角英字であり,大文字と小文字が区別されます。
不正な識別子を指定した場合はInvalidSelectorExceptionが発生します。
等号(=)だけを指定できます。比較演算子は半角記号です。
不正な比較演算子を指定した場合はInvalidSelectorExceptionが発生します。
指定できるリテラルは識別子によって異なります。各識別子に指定できるリテラルを次に示します。
不正なリテラルを指定した場合はInvalidSelectorExceptionが発生します。
'literal''s'
ANDだけを指定できます。論理演算子は半角英字であり,大文字だけを指定できます。
JMSXGroupIDについての式とJMSXGroupSeqについての式の組み合わせだけが有効で,論理演算子の前後には空白が必要です。
ORやNOTを使用したり,JMSCorrelationIDについての式が含まれる場合はInvalidSelectorExceptionが発生します。
メッセージセレクタに指定できる構文の例を次に示します。
JMSCorrelationID = 'aaa' JMSXGroupID = 'bbb' JMSXGroupSeq = 1 JMSXGroupID = 'bbb' AND JMSXGroupSeq = 2 JMSXGroupSeq = 3 AND JMSXGroupID = 'ccc'
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