Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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7.2 複数の構築済み実行環境の切り替え

アプリケーションサーバでは,1台のマシンに複数の構築済み実行環境を共存させ,それぞれの実行環境を切り替える機能を提供しています。構築済み実行環境の切り替えで使用できる機能には,退避機能,回復機能,削除機能,および退避環境一覧出力機能があります。構築済み実行環境の切り替えによって,同一製品のバージョンやパッチの違い,設定内容の違いなどによるシステムの動作を,1台のマシンで検証できます。なお,1台のマシンで同時に動作できる実行環境は一つです。

この節の構成を次の表に示します。

表7-2 この節の構成(複数の構築済み実行環境の切り替え)

分類 タイトル 参照先
解説 構築済み実行環境の切り替えの概要 7.2.1
構築済み実行環境の切り替えの流れ 7.2.2
設定 構築済み実行環境を切り替えるための準備 7.2.3
構築済み実行環境の切り替え手順 7.2.4
運用 構築済み実行環境の切り替えで使用するコマンド(cosmienv(構築済み実行環境の退避,回復,削除,一覧出力)) 7.2.5
構築済み実行環境の切り替えで出力するログの取得 7.2.6
構築済み実行環境の切り替えで出力するログの出力形式と出力項目(UNIXの場合) 7.2.7
注意事項 構築済み実行環境を切り替える場合の注意事項 7.2.8

注 「実装」について,この節での説明はありません。


注意
構築済み実行環境の切り替えは,UNIX環境の場合に使用できます。退避機能と回復機能は,同じOSの同じバージョンのマシン環境上で実行してください。切り替え対象となる実行環境を構築する製品は,Application Serverです。ただし,構成ソフトウェアのうち,Component Container - Redirectorは構築済み実行環境の切り替え対象外です。
<この節の構成>
7.2.1 構築済み実行環境の切り替えの概要
7.2.2 構築済み実行環境の切り替えの流れ
7.2.3 構築済み実行環境を切り替えるための準備
7.2.4 構築済み実行環境の切り替え手順
7.2.5 構築済み実行環境の切り替えで使用するコマンド(cosmienv(構築済み実行環境の退避,回復,削除,一覧出力))
7.2.6 構築済み実行環境の切り替えで出力するログの取得
7.2.7 構築済み実行環境の切り替えで出力するログの出力形式と出力項目(UNIXの場合)
7.2.8 構築済み実行環境を切り替える場合の注意事項