Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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7.2.7 構築済み実行環境の切り替えで出力するログの出力形式と出力項目(UNIXの場合)

構築済み実行環境をcosmienvコマンドで切り替えた場合に出力される,ログファイルの出力形式および出力項目について説明します。

cosmienvコマンドのログは,独自形式で出力されます。

cosmienvコマンド実行時に出力されるログファイルには,cosmienv_s[2].log,cosmienv_d[2].log,およびcosmienv_r[2].logがあります。これらのファイルの出力形式および出力項目はすべて同じです。

cosmienvコマンド実行時に出力されるログファイルの出力形式は次のとおりです。

 
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 製品の形名 製品名 VVRRSS START
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 構成ソフトウェアの形名 START 起動時のコマンドと引数
[YYYY/MM/DD HH:MM:SS 構成ソフトウェアの保守情報]
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 構成ソフトウェアの形名 END 構成ソフトウェアの戻り値
 :
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 製品の形名 製品名 VVRRSS END cosmienvコマンドの戻り値
 

cosmienvコマンドのログの出力項目を次に示します。

表7-11 cosmienvコマンドのログの出力項目

項目名 説明
YYYY/MM/DD cosmienvコマンドを実行した日付が出力されます。
HH:MM:SS cosmienvコマンドを実行した時刻が出力されます。
製品の形名 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の形名が出力されます。
製品名 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の製品名が出力されます。
VVRRSS 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の製品のバージョン情報が出力されます。
構成ソフトウェアの形名 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の製品に含まれる構成ソフトウェアの形名が出力されます。
構成ソフトウェアの情報は,製品に含まれる構成ソフトウェアの数分出力されます。
起動時のコマンドと引数 内部処理(構成ソフトウェアの処理)を起動したコマンドと,引数が出力されます。
構成ソフトウェアの保守情報 内部処理(構成ソフトウェアの処理)実行時の保守情報が出力されます。
構成ソフトウェアの戻り値 内部処理(構成ソフトウェアの処理)の実行結果が出力されます。
cosmienvコマンドの戻り値 cosmienvコマンドの実行結果が出力されます。

注※ 構成ソフトウェアおよびcosmienvコマンドの戻り値については,「7.2.5 構築済み実行環境の切り替えで使用するコマンド(cosmienv(構築済み実行環境の退避,回復,削除,一覧出力))」を参照してください。


退避機能を実行した場合の出力例を次に示します。この例では,退避機能実行時に,構成ソフトウェアの処理でディスク容量不足を検出しています。

 
2007/05/20 14:37:22 P-1M43-7K71 uCosminexus Application Server 07-50 START
2007/05/20 14:37:22 P-1M3Z-7151 START 2007/05/20 14:37:22 P-1M43-7K71 uCosminexus Application Server 07-50 START
2007/05/20 14:37:22 P-1M3Z-7151 START cosmippenv -s -P/home/CosmiBackup/UCAPSE001 -ZCosmiInside
2007/05/20 14:37:24 P-1M3Z-7151 END 0
2007/05/20 14:37:47 P-1M41-E171 START cosmippenv -s -P/home/CosmiBackup/UCAPSE001 -ZCosmiInside
2007/05/20 14:37:52 httpsd tar: tape write error: No space left on device
2007/05/20 14:37:53 P-1M41-E171 END 128
2007/05/20 14:37:54 P-1M43-7K71 uCosminexus Application Server 07-50 END 143