Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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6.1 この章の構成

ここでは,メモリセッションフェイルオーバ機能について説明します。この機能を使用すると,アプリケーションで実行中のセッション情報がJ2EEサーバとは別のプロセス(SFOサーバ)で管理され,J2EEサーバで障害が発生したときにそのセッション情報がほかのJ2EEサーバに引き渡されます。これによって,リクエストがほかのJ2EEサーバに転送された場合でも,障害発生前の状態で業務を続行できるようになります。

この章の構成を次の表に示します。

表6-1 この章の構成(メモリセッションフェイルオーバ機能)

分類 タイトル 参照先
解説 メモリセッションフェイルオーバ機能の概要 6.2
前提条件 6.3
グローバルセッションを利用したセッション管理(メモリセッションフェイルオーバ機能) 6.4
グローバルセッション情報のサイズの見積もり 6.5
HTTP Cookieによるグローバルセッションの制御 6.6
URL書き換えによるグローバルセッションの制御 6.7
グローバルセッションの制御方法が混在する場合のシステム構成 6.8
メモリセッションフェイルオーバ機能で実施される処理 6.9
メモリセッションフェイルオーバ機能使用時の障害検知 6.10
実装 アプリケーションの実装 6.11
DDでの定義 6.12
cosminexus.xmlでの定義 6.13
設定 J2EEサーバの設定 6.14
SFOサーバの設定 6.15
Webアプリケーションの設定 6.16
Webアプリケーションの設定情報の削除 6.17

注 「運用」および「注意事項」について,この章での説明はありません。