Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

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6.16 Webアプリケーションの設定

メモリセッションフェイルオーバ機能を使用する場合,Webアプリケーションの設定が必要です。

なお,Webアプリケーションの設定は,cosminexus.xmlを含まないWebアプリケーションのプロパティを設定または変更する場合にだけ参照してください。

ポイント
セッション情報の引き継ぎを行うWebアプリケーションを含むJ2EEアプリケーションの開始後にWebアプリケーションの設定を変更する場合,J2EEアプリケーションを再開始する前に,SFOサーバに登録されたWebアプリケーションの設定情報を削除する必要があります。SFOサーバに登録されたWebアプリケーションの設定情報の削除方法については,「6.17 Webアプリケーションの設定情報の削除」を参照してください。

実行環境でのWebアプリケーションの設定は,サーバ管理コマンドおよび属性ファイルで実施します。メモリセッションフェイルオーバ機能の定義には,フィルタ属性ファイルおよびWAR属性ファイルを使用します。

フィルタ属性ファイルおよびWAR属性ファイルで指定するタグは,DDまたはcosminexus.xmlと対応しています。DD(web.xml)およびcosminexus.xmlでの定義については,「6.12 DDでの定義」および「6.13 cosminexus.xmlでの定義」を参照してください。

属性ファイルを編集してフィルタを組み込む場合,フィルタ属性ファイルおよびWAR属性ファイルに,Webアプリケーションにセッションフェイルオーバ用フィルタを組み込むための設定をします。属性ファイルの取得,編集した属性ファイルの設定の手順については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.9.1 アプリケーションサーバが提供するサーブレットフィルタ(built-inフィルタ)」を参照してください。