Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.17 Webアプリケーションの設定情報の削除

セッション情報の引き継ぎを行うWebアプリケーションを含むJ2EEアプリケーションの開始時に,SFOサーバにWebアプリケーションの設定情報が登録されます。このため,J2EEアプリケーションの開始後にWebアプリケーションの設定を変更する場合,J2EEアプリケーションを再開始する前に,SFOサーバに登録されたWebアプリケーションの設定情報を削除する必要があります。

ここでは,Webアプリケーションの設定情報を削除するときの手順について説明します。

Webアプリケーションの設定情報の削除手順を次の図に示します。

図6-35 Webアプリケーションの設定情報の削除手順

[図データ]

図中の「構築・運用ガイド」はマニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」,「AP設定操作ガイド」はマニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」を示します。

図中の1.〜5.について説明します。

  1. 設定を変更するWebアプリケーションを含むJ2EEアプリケーションをすべて停止します。
    J2EEアプリケーションの停止方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「10.2.2 J2EEアプリケーションの停止」を参照してください。
  2. SFOサーバが配置されているサービスユニットを停止します。
    サービスユニット内のSFOサーバも停止されます。サービスユニットの停止には,Smart Composer機能のコマンドを使用します。サービスユニットの停止方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.34 システムを停止する(CUI利用時)」を参照してください。
  3. Webアプリケーションの設定を変更します。
    セッション情報の引き継ぎを行うWebアプリケーションの設定については,「6.12 DDでの定義」および「6.13 cosminexus.xmlでの定義」を参照してください。
    参考
    サービスユニット開始後にWebアプリケーションの設定変更をしたい場合は,「6.16 Webアプリケーションの設定」を参照してください。
  4. 手順2で停止したサービスユニットを開始します。
    サービスユニット内のSFOサーバも開始されます。SFOサーバの再開始によって,SFOサーバに登録されているWebアプリケーションの設定情報は,すべて削除されます。サービスユニットの開始には,Smart Composer機能のコマンドを使用します。サービスユニットの開始方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.24 システムを起動する(CUI利用時)」を参照してください。
    注意
    SFOサーバを再開始すると,SFOサーバに冗長化されているグローバルセッション情報もすべて削除されるため注意が必要です。また,SFOサーバで複数のWebアプリケーションのグローバルセッション情報を冗長化している場合,すべてのWebアプリケーションの設定情報,およびグローバルセッション情報が削除されるため注意してください。
  5. Webアプリケーションの設定変更が完了したら,J2EEアプリケーションを再開始します。
    J2EEアプリケーションの開始方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「10.2.1 J2EEアプリケーションの開始」を参照してください。