Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Solaris用)
HDLMのアンインストール時に,KAPL09142-EがErrorCode=31,2で出力された場合は,以下の操作を実行してください。lsコマンドの結果がNo such file or directoryの場合は,JDKをインストールしたあと,同じバージョンのHDLMを再インストールし,再度HDLMをアンインストールしてください。
# cat /opt/HDVM/HBaseAgent/agent/config/server.properties | grep JRE server.agent.JRE.location=JDKインストール先ディレクトリ # ls -l JDKインストール先ディレクトリ JDKインストール先ディレクトリ : No such file or directory
lsコマンドの結果がNo such file or directoryとなった場合は,JDKがインストールされていません。
HDLMのアンインストール時にKAPL09019-E,KAPL09020-Eのメッセージが出力された場合は,「3.18.5 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)のアンインストール」の手順に従って,HNTRLib2をアンインストールしてください。ただし,KAPL09026-Iのメッセージが出力された場合は,HDLM以外のプログラムがHitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)を使用しているので,HDLMだけがアンインストールされます。
hbsasrv,HiScan,hdvmagt_account,hdvmagt_schedule,hldutil,TIC
# pkgrm DLManager
# /opt/DynamicLinkManager/bin/removehdlm
次のパッケージは現在インストールされています: DLManager Dynamic Link Manager (sparc) xx.x.x.xxxx このパッケージを削除しますか [y,n,?,q]
このパッケージには,パッケージの削除の処理中にスーパーユーザのアクセス権で実行されるスクリプトが含まれています。 このパッケージの削除処理を継続しますか [y,n,?,q]アンインストールが開始されます。
# /usr/cluster/bin/cluster shutdown -g0 -y
okプロンプトで,boot -r
ここでは,I/OドメインからHDLMをアンインストールする手順について説明します。
HDLMアンインストール前の構成例を次の図に示します。
制御ドメインは内蔵ディスク上のinstall_diskファイルを仮想ディスクバックエンドとして登録します。I/Oドメインはこのディスクを仮想ディスクとして認識します。この仮想ディスクのデバイス名は「/dev/[r]dsk/c0d0」となります。また,I/Oドメインでは,ストレージシステムのディスクのHDLMデバイスを仮想ディスクバックエンドとして登録します。ゲストドメインはこのディスクを仮想ディスクとして認識します。
この構成例では,「/dev/dsk/c4t50060E8010027A82d0s2」および「/dev/dsk/c4t50060E8010027A82d1s2」がHDLMデバイスです。
Oracle VMドメインの設定例を次の表に示します。
ドメイン名 | ドメインの種類 | ブートデバイス | 仮想ディスクバックエンドのエクスポート |
---|---|---|---|
primary | 制御ドメイン(I/Oドメイン,サービスドメインを含む) | 内蔵ディスク | vol1: /install_disk (I/Oドメインのローカルブートディスク用) |
ldg1 | I/Oドメイン(サービスドメインを含む) | vol1@primary-vds0 | vol1: /dev/dsk/c4t50060E8010027A82d0s2 (ゲストドメインのローカルブートディスク用) vol2: /dev/dsk/c4t50060E8010027A82d1s2 (ゲストドメインのデータディスク用) |
ldg2 | ゲストドメイン | vol1@ldg1-vds0 | - |
HDLMアンインストール前のOracle VM環境の構成設定例を次に示します。
Oracle VMを導入したホストからHDLMをアンインストールする手順について次に示します。
# ldm stop ldg2
# ldm unbind ldg2
# ldm rm-vdisk vdisk1 ldg2 # ldm rm-vdisk vdisk2 ldg2
# ldm rm-vdsdev vol1@ldg1-vds0 # ldm rm-vdsdev vol2@ldg1-vds0
# ldm add-vdsdev /dev/dsk/c2t50060E8010027A82d0s2 vol1@ldg1-vds0※ # ldm add-vdsdev /dev/dsk/c2t50060E8010027A82d1s2 vol2@ldg1-vds0※
# ldm add-vdisk vdisk1 vol1@ldg1-vds0 ldg2 # ldm add-vdisk vdisk2 vol2@ldg1-vds0 ldg2
# ldm bind ldg2
# ldm start ldg2
HDLMアンインストール後の構成例を次の図に示します。
この構成例では,「/dev/dsk/c2t50060E8010027A82d0s2」および「/dev/dsk/c2t50060E8010027A82d1s2」がsdまたはssdデバイスです。
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