Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

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9.4.5 待機系ノードでアップグレードまたは上書きインストールする(Red Hat Enterprise Linux)

クラスタ環境の待機系ノードで,Red Hat Enterprise Linuxの管理サーバのCompute Systems Managerをアップグレードまたは上書きインストールします。

事前に確認しておく情報

事前に完了しておく操作

待機系ノードでCompute Systems Managerをアップグレードまたは上書きインストールする手順を次に示します。

  1. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品を停止します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/bin/hcmds64srv -stop
  2. Compute Systems Managerをアップグレードまたは上書きインストールします。
  3. Hitachi Command Suite製品が起動中の場合は,次のコマンドを実行して停止します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/bin/hcmds64srv -stop
  4. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスがマシンの起動時に自動的に開始されないようにします。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/bin/hcmds64srv -starttype manual -all
  5. Compute Systems Managerがマシンの起動時に自動的に開始されないようにします。
    次のファイルを別ディレクトリに移動するか,ファイル名を変更します。ファイル名を変更する場合は,変更後のファイル名の先頭文字にKSを使用しないでください。
    • /etc/rc3.d/S99hicommand64-hcs_csm
    • /etc/rc5.d/S99hicommand64-hcs_csm
    ほかのHitachi Command Suite製品がインストールされている場合は,その製品も自動的に開始されないようにします。操作の対象となるファイルについては,各製品のマニュアルを参照してください。
  6. 次のファイルのhcsm.shared.directoryプロパティに,実行系ノードで指定した,Compute Systems Managerが使用する作業ディレクトリへのパスが指定されていることを確認します。
    Compute Systems Managerのインストールディレクトリ/ComputeSystemsManager/conf/user.properties
    指定されていない場合は,実行系ノードでhcsm.shared.directoryプロパティに指定したパスに変更します。
  7. 実行系ノードで,次のファイルのsvp.bind.addressプロパティにクラスタ管理IPアドレスを指定している場合は,待機系ノードでも同様に指定します。
    Compute Systems Managerのインストールディレクトリ/ComputeSystemsManager/conf/user.properties
  8. クラスタ管理アプリケーションのグループから削除したサービスを再登録します。
  9. クラスタ管理アプリケーションで,実行系ノードを選択してクラスタ運用を開始します。

関連項目

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