Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

9.3.3 クラスタ管理アプリケーションを使用して設定する前の確認

クラスタを使用して運用を開始するための環境設定では，クラスタ管理アプリケーションでの操作が必要です。

クラスタ環境を設定する前に，クラスタ管理アプリケーションで次の項目を確認してください。

重要

Windowsの場合，クラスタ管理アプリケーションを操作するには，ドメインのAdministrator権限を持つユーザーでログインする必要があります。

• すでに，ほかのHitachi Command Suite製品のサービスが登録されているグループがあるか
  すでに登録されているグループがあれば，そのグループを使用してください。サービスを登録するグループは，Hitachi Command Suite製品に関連するリソースだけで構成してください。
  すでに登録されているグループがなければ，Compute Systems Managerのサービスを登録する予定のグループを，クラスタ管理アプリケーションに用意してください。
  Windowsの管理サーバの場合，グループ名に次の文字は使用できません。
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• 実行系ノードと待機系ノードで引き継ぎ可能な共有ディスクならびにクライアントアクセスポイント（クラスタ管理IPアドレスおよび論理ホスト名）を含めてグループが構成されているか
• クラスタ管理アプリケーションによって，リソースの割り当て，削除および動作監視が，正常に制御できるか

クラスタ環境で使用するサービスは，クラスタ管理アプリケーションで登録するグループ単位でフェールオーバーできます。クラスタ管理アプリケーションやOSのバージョンによっては，「リソースグループ」，「役割」など，グループを示す名称が，異なる名称で呼ばれることがあります。

関連項目

• 9.1 クラスタを使用するための環境設定と運用とは
• 9.4.1 クラスタ環境にインストールする（Windows）
• 9.4.2 実行系ノードで新規インストールする（Red Hat Enterprise Linux）
• 9.4.4 実行系ノードでアップグレードまたは上書きインストールする（Red Hat Enterprise Linux）
• 9.5.1 クラスタ環境に移行する（Windows）
• 9.5.2 クラスタ環境に移行する（Red Hat Enterprise Linux）
• D.4 バージョン7.x.xからアップグレードする（クラスタ環境の場合）

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