Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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7.2 仮想ストレージマシンの運用方法

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデルで,仮想ストレージマシンを用いてリソースを運用する方法を説明します。

物理ストレージシステムには,ストレージシステムの初期設定時にデフォルトの仮想ストレージマシンが作成されています。デフォルトの仮想ストレージマシンには物理情報と同じ値の仮想情報(仮想モデル名,仮想シリアル番号)が設定され,すべてのリソースが割り当てられています。

新規に仮想ストレージマシンを作成する場合,デフォルトの仮想ストレージマシンからリソースを割り当てます。割り当てられるリソースは次のとおりです。

割り当てたリソースは,仮想ストレージマシンを作成したときに自動で作成されるリソースグループ(リソースプール)に格納されます。複数の管理者でリソースを分割して管理する場合,仮想ストレージマシン内にリソースグループを作成して,リソースへのアクセス制御を実施します。

VSP G1000の仮想ストレージマシンの構成例を次の図に示します。

図7-1 仮想ストレージマシンの構成例

[図]

この構成は,仮想モデルにVSPを設定した仮想ストレージマシンを作成したときの例です。デフォルトの仮想ストレージマシンのリソースプールから,新規に作成した仮想ストレージマシン(仮想モデル:VSP)にリソースを割り当てます。割り当てたリソースは,リソースプール(VSP-11111-Pool)に自動で格納されます。VSP-11111-Poolはリソースグループの一覧で確認できます。さらに,図のように仮想ストレージマシンの中にリソースグループBを作成するときは,VSP-11111-Poolからリソースを割り当てます。

関連項目

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