2.7.2 リモートコントロールの機能
JP1/IT Desktop Management 2が提供するリモートコントロール機能では、次に示す機能を利用できます。
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コンピュータの操作
目の前のコンピュータを操作するように、遠隔地にあるコンピュータを操作できます。利用者のコンピュータで予期しないトラブルが発生した場合でも、コンピュータの設置場所まで駆けつけることなく、原因の調査やコンピュータの再起動などができます。コンピュータの操作方法については、「2.7.14 リモートコントロール中のコンピュータの画面の操作」を参照してください。
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ファイルの転送
リモートコントロール中のコンピュータと、ファイルを送受信できます。エクスプローラと同様の操作で、遠隔地にあるコンピュータのハードディスクの内容を参照できるので、必要なファイルを探しながらファイルを送受信できます。これによって、ファイル共有の設定や特別なソフトウェアを使うことなく、ファイルをやり取りできます。ファイルの転送方法については、「2.7.15 リモートコントロール中のファイル転送」を参照してください。
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接続先の管理
よく接続するコンピュータを、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面とは別に登録して管理できます。また、ネットワーク上から接続できるコンピュータを検索することもできます。接続先の管理方法については、「2.7.17 リモートコントロールの接続先の管理」を参照してください。
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コンピュータからコントローラへの接続要求
ネットワークの制約によってコントローラからコンピュータに接続できない環境の場合に、利用者のコンピュータからコントローラに接続要求をすることで、リモートコントロールを開始できます。コンピュータからコントローラへの接続要求の方法については、「2.7.16 接続先のコンピュータからコントローラへの接続要求」を参照してください。
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リモートコントロールの録画・再生
リモートコントロール中の画面を録画できます。録画したデータは動画ファイルに変換できるので、トレーニングやトラブルシュート方法の説明に利用できます。リモートコントロールの録画・再生方法については、「2.7.18 リモートコントロールの録画・再生」を参照してください。
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チャットの利用
複数のコンピュータと同時にチャットができます。電話が使えない環境で対話したり、複数人に同時に指示を出したりできます。チャットの利用方法については、「2.7.19 チャットの利用」を参照してください。
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