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JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.7.19 チャットの利用

標準接続でリモートコントロール中に利用者と連絡を取る場合、手もとに電話がない環境では、チャットを利用することで利用者と対話できます。チャットはテキストデータで対話するため、IPアドレスやURLなどの情報を文字でリアルタイムに連絡したい場合にも便利です。

なお、チャットでは複数の利用者と同時に対話することもできます。

例えば、利用者のトレーニングに利用できます。全員に同じ指示を出せるので、おのおのに説明する手間が省けます。また、トレーニング中の質疑応答では、質問のあった利用者だけに回答したり、必要な場合は全員に回答内容を伝えたりできます。

重要

RFBで接続している場合は、チャットを利用できません。

チャットの概要を次の図に示します。

[図データ]

チャットを開始するためには、チャットサーバを起動する必要があります。チャットサーバを起動後、ほかのコンピュータが[チャット]ウィンドウから接続すると、チャットが開始されます。なお、[チャット]ウィンドウからは、複数のチャットサーバへ接続することもできます。

チャット中は、[チャット]ウィンドウに入力したメッセージを、ほかのコンピュータに送信できます。チャットサーバに接続中のすべてのコンピュータにメッセージを同時に送信したり、個別にメッセージを送信したりできます。

〈この項の構成〉

(1) [チャットサーバ]アイコンの利用

チャットサーバが起動すると、タスクバー上に[チャットサーバ]アイコン([図データ])が表示されます。

[チャットサーバ]アイコンからは、次の操作ができます。

ヒント

Windows 7およびWindows Server 2008 R2では、タスクバーに[リモコンエージェント]アイコンは表示されません。タスクバーにアイコンを表示したい場合は、コントロールパネルの[デスクトップのカスタマイズ]−[タスクバーアイコンのカスタマイズ]を選択し、[チャットサーバ]アイコンの動作を[アイコンと通知を表示]に設定してください。