2.7.19 チャットの利用
標準接続でリモートコントロール中に利用者と連絡を取る場合、手もとに電話がない環境では、チャットを利用することで利用者と対話できます。チャットはテキストデータで対話するため、IPアドレスやURLなどの情報を文字でリアルタイムに連絡したい場合にも便利です。
なお、チャットでは複数の利用者と同時に対話することもできます。
例えば、利用者のトレーニングに利用できます。全員に同じ指示を出せるので、おのおのに説明する手間が省けます。また、トレーニング中の質疑応答では、質問のあった利用者だけに回答したり、必要な場合は全員に回答内容を伝えたりできます。
- 重要
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RFBで接続している場合は、チャットを利用できません。
チャットの概要を次の図に示します。
チャットを開始するためには、チャットサーバを起動する必要があります。チャットサーバを起動後、ほかのコンピュータが[チャット]ウィンドウから接続すると、チャットが開始されます。なお、[チャット]ウィンドウからは、複数のチャットサーバへ接続することもできます。
チャット中は、[チャット]ウィンドウに入力したメッセージを、ほかのコンピュータに送信できます。チャットサーバに接続中のすべてのコンピュータにメッセージを同時に送信したり、個別にメッセージを送信したりできます。
- 〈この項の構成〉
(1) [チャットサーバ]アイコンの利用
チャットサーバが起動すると、タスクバー上に[チャットサーバ]アイコン()が表示されます。
[チャットサーバ]アイコンからは、次の操作ができます。
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接続中のユーザーの確認
チャットサーバに接続しているユーザーを確認できます。ただし、接続中のユーザーがいない場合は、この操作はできません(メニューが非活性となります)。
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チャットユーザーとの切断
接続中のユーザーと切断できます。全ユーザーと切断するだけでなく、選択したユーザーと切断することもできます。
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オプションの設定
チャットサーバのポート番号や、パスワードを設定できます。
- ヒント
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Windows 7およびWindows Server 2008 R2では、タスクバーに[リモコンエージェント]アイコンは表示されません。タスクバーにアイコンを表示したい場合は、コントロールパネルの[デスクトップのカスタマイズ]−[タスクバーアイコンのカスタマイズ]を選択し、[チャットサーバ]アイコンの動作を[アイコンと通知を表示]に設定してください。