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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


jssitemstoredbsetup.bat(案件保存DBセットアップ)

〈このページの構成〉

機能

案件保存DBをセットアップします。このコマンドは,スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Service Support]−[JP1_SSコマンドプロンプト]から実行します。

形式

jssitemstoredbsetup.bat {-i 案件保存DBセットアップ情報設定ファイル名
                        [-c online] | -c standby} [-q]

実行権限

Administrators権限

格納先フォルダ

JP1/SSパス\tools\

引数

-i 案件保存DBセットアップ情報設定ファイル名

案件保存DBセットアップ情報設定ファイルのファイル名を,絶対パスで指定します。案件保存DBセットアップ情報設定ファイルのパスは,255バイト以下の文字列で指定します。このとき,半角文字を1バイト,全角文字を2バイトとして換算します。なお,UNCパスは指定できません。案件保存DBセットアップ情報設定ファイルの詳細については,「13. 定義ファイル」の「案件保存DBセットアップ情報設定ファイル(jssitemstoredbinfo.bat)」を参照してください。

-c online | -c standby

案件保存DBをセットアップする系を指定します。現用系の場合はonlineを,予備系の場合はstandbyを指定してください。

-q

応答メッセージを表示しないで,案件保存DBのセットアップを続行する場合に指定します。-qオプションを指定しない場合は,処理を続行するかどうかを選択するメッセージが表示されます。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了

1

異常終了(リトライする場合,アンセットアップが不要)

2

異常終了(リトライする場合,アンセットアップが必要)

注※

戻り値が「2」の場合,エラーの原因を取り除いたあとに次の手順で環境を回復してください。そのあと,再度コマンドを実行してください。

  1. JP1/Service Supportのデータベースを初期化する。

    jssdbinit.bat(データベース初期化)コマンドを実行し,案件管理DBと案件保存DBを初期化します。jssdbinit.bat(データベース初期化)コマンドについては,「12. コマンド」の「jssdbinit.bat(データベース初期化)」を参照してください。

  2. JP1/Service Supportのデータベースをリカバリーする。

    jssitemstoredbsetup.batコマンドを実行する前に取得したバックアップファイルから,jssdbrecovery.bat(データベースリカバリー)コマンドを実行して,案件管理DBおよび案件保存DBをリカバリーします。jssdbrecovery.bat(データベースリカバリー)コマンドについては,「12. コマンド」の「jssdbrecovery.bat(データベースリカバリー)」を参照してください。

実行時の前提条件

注意事項

使用例

使用例1

案件保存DBセットアップ情報設定ファイル(c:\setup\jssitemstoredbinfo.bat)を使用して案件保存DBをセットアップする場合:

jssitemstoredbsetup.bat -i c:\setup\jssitemstoredbinfo.bat
使用例2

クラスタ運用していて,案件保存DBセットアップ情報設定ファイル(c:\setup\jssitemstoredbinfo.bat)を使用して,現用系の案件保存DBをセットアップする場合:

jssitemstoredbsetup.bat -i c:\setup\jssitemstoredbinfo.bat -c online
使用例3

クラスタ運用していて,予備系の案件保存DBをセットアップする場合:

jssitemstoredbsetup.bat -c standby