jssrefaclsetup(案件ごとの参照権限設定セットアップ)
機能
案件ごとの参照権限設定機能をセットアップします。
形式
jssrefaclsetup {-id 案件フォーム項目ID | -state}
実行権限
Administrators権限
格納先フォルダ
JP1/SSパス\bin\
引数
-id 案件フォーム項目ID
案件の参照権限を設定する項目として使用する,拡張ユーザー情報の案件フォーム項目IDを指定します。指定できる案件フォーム項目IDを,次の表に示します。
項番 |
項目名(表示名) |
案件フォーム項目ID |
---|---|---|
1 |
拡張ユーザー情報01 |
JIMSD_FORM_USEREXTTYPE01 |
2 |
拡張ユーザー情報02 |
JIMSD_FORM_USEREXTTYPE02 |
3 |
拡張ユーザー情報03 |
JIMSD_FORM_USEREXTTYPE03 |
4 |
拡張ユーザー情報04 |
JIMSD_FORM_USEREXTTYPE04 |
5 |
拡張ユーザー情報05 |
JIMSD_FORM_USEREXTTYPE05 |
なお,このオプションを指定する場合は,JP1/Service SupportサービスおよびJP1/Service Support - Web Serviceサービスを停止してください。
-state
案件の参照権限を設定する項目として指定されている拡張ユーザー情報の案件フォーム項目IDを表示する場合に指定します。-stateオプションを指定すると,案件の参照権限を設定する項目として指定されている案件フォーム項目IDを示すメッセージが表示されます。なお,このオプションを指定する場合は,JP1/Service SupportサービスおよびJP1/Service Support - Web Serviceサービス,およびJP1/Service Support - Task Serviceサービスを停止する必要はありません。
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |
実行時の前提条件
-
コマンド実行時のサービスの状態については,「12. コマンド」の「コマンド実行時のサービスの状態」を参照してください。
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jssrefaclsetupコマンドの実行時には,一時ファイルが作成されます。そのため,JP1/Service Supportのインストール先フォルダに,約510メガバイトの空き容量が必要です。
注意事項
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jssrefaclsetupコマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キーなどで実行を打ち切らないでください。もし実行を打ち切った場合は,しばらく時間を置いてからコマンドを再実行してください。
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jssrefaclsetupコマンドの実行前に,案件管理DBをバックアップしてください。また,jssrefaclsetupコマンドの実行後も,案件管理DBをバックアップしてください。案件ごとの参照権限設定を使用するための手順については,「9.13 案件ごとに参照権限を設定するための環境設定」を参照してください。
-
案件管理DBのサイズを変更する場合,-expandオプションを指定したjssdbbackup.batコマンドを実行して取得したバックアップファイルを使用してリカバリーするため,案件ごとの参照権限の設定に必要な情報はリカバリーされません。このため,案件管理DBのサイズを変更したあとに,jssrefaclsetupコマンドを実行してください。
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jssrefaclsetupコマンドの実行結果をログファイルに出力して確認できます。詳細については,「13. 定義ファイル」の「ユーザーログ定義ファイル(jp1refaclsetup.conf)」を参照してください。
使用例
案件の参照権限を設定する項目として「拡張ユーザー情報01」を選定した場合の指定例を,次に示します。
jssrefaclsetup -id JIMSD_FORM_USEREXTTYPE01