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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


5.6.1 メールによる案件の登録方法の検討

メールによって案件を登録する場合,次に示す動作モードによって登録方法が異なります。使用する動作モードを検討してください。

添付ファイルモード

メールの本文を添付ファイルとして案件に登録します。添付ファイルに案件の情報が登録されているため,案件の担当者は,添付ファイルの内容を案件の各項目に入力し直してください。

シングルモード

メールの本文のすべてを,一つの案件項目に設定して登録します。一つの項目に対して案件の情報が設定されるため,案件の担当者は,必要に応じて各項目に情報を入力し直してください。また,どの案件項目に設定するかによって,設定できる文字数などの制限があります。

マルチモード

メールの本文をXML形式のフォーマットに従って記述します。開始タグと終了タグで囲んだ内容を,案件の各項目に設定して登録します。案件の項目に案件の情報が登録されるため,案件の担当者は入力し直す必要はありません。ただし,メールを作成するに当たり,XLM形式のフォーマット,開始タグおよび終了タグの指定時に必要な案件項目ID,および設定できる案件項目についての知識が必要になります。このため,あらかじめテンプレート(ひな型)を作成しておき,メールを作成する際に必要な情報を入力することで案件を登録する運用を推奨します。

動作モードは,あらかじめメール定義ファイルで設定する必要があります。詳細については,「13. 定義ファイル」の「メール定義ファイル(jp1imss_mail_setting.conf)」を参照してください。

なお,シングルモードおよびマルチモードで指定できる案件項目(案件項目指定ID)については,「3.5.3 メールによる案件の作成」を参照してください。