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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


5.5 メール通知の検討

メール通知の設定をすることで,次のタイミングでメール通知できます。

デフォルトではメール通知しない設定となっています。運用に合わせて設定を変更してください。なお,メールタイトル,メール本文の内容も運用に合わせて変更できます。メール通知する,しないの設定とあわせて検討してください。

また,メール通知する場合,認証方法をどのようにするかを検討してください。デフォルトでは,認証しない設定となっています。詳細については,「5.5.1 メール送信時のユーザー認証の検討」を参照してください。

メール通知の詳細については,次に示す定義ファイルおよび画面で設定します。

表5‒7 メール通知の詳細を設定する定義ファイルおよび画面の一覧

メール通知のタイミング

定義ファイルおよび画面

案件作成時に担当者あてにメール通知

案件エスカレーション時にエスカレーション先案件担当者あてにメール通知

担当者変更時に担当者あてにメール通知

案件の引き戻し時に引き戻し前の案件担当者あてにメール通知

案件の差し戻し時に差し戻し先の案件の担当者あてにメール通知

作業期限前に,担当者およびプロセスワークボード管理者あてにメール通知

案件処理が滞留したと見なされた場合に,担当者およびプロセスワークボード管理者あてにメール通知

案件クローズ時に登録者あてにメール通知

ユーザー,またはロール削除時に,そのユーザー,ロールが所属するプロセスワークボード管理者あてにメール通知

注※

コマンドを実行する時刻や間隔などのスケジュールを設定し,JP1/Service Support - Task Serviceサービスを起動することで,自動実行できます。詳細については,「9.8 コマンドの自動実行スケジュールの設定」を参照してください。

[プロセスワークボード作成]画面,および[プロセスワークボード編集]画面の詳細については,「9.6 プロセスワークボードの作成」を参照してください。定義ファイルの詳細については,「13. 定義ファイル」を参照してください。

また,JP1/Service SupportをインストールしたサーバのスタートメニューからJP1/Service Supportにログインし,操作する場合には,URL定義ファイルを編集する必要があります。詳細については,「13. 定義ファイル」の「URL定義ファイル(jsslogin.url)」を参照してください。

注意事項
  • メール通知の設定は,JP1/Service Supportのシステム全体に適用されます。

    特定の作業担当者にだけメール通知を適用したい場合は,メール通知が不要なユーザーのユーザー情報から,メールアドレスの情報を削除してください。

  • jssitemimportコマンドおよびjssitemimportExコマンドを使って案件を登録した場合,メール通知の設定をしていても担当者にメールは送信されません。

    jssitemimportコマンドおよびjssitemimportExコマンドを使って登録した案件については,既存システムで設定していた担当者が引き続き対応する運用としてください。

    また,メールで登録先のプロセスワークボードを指定した場合は,「メールから登録された案件の担当者」に設定されているユーザーが案件を処理する運用としてください。

〈この節の構成〉