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JP1 Version 12 ITサービス管理 基本ガイド


2.4.3 期限前メール通知があった案件を確認する【インシデント管理】

対象のシステムの正常な運用を継続するために,期限前メール通知があった案件には早急に対処する必要があります。ここでは,例として「業務システムで発生したアプリケーションの異常終了」の期限前メール通知を確認したあと,インシデント管理の管理者からの指示を確認します。

前提条件

操作を実施するユーザーがインシデント管理の担当者である。

操作手順

  1. 自分のユーザー情報に登録しているメールアドレス宛てに,期限前メール通知が届いているか,メールソフトで確認する。

    ここでは,メール定義ファイルの初期設定に従い,次の期限前メール通知が届いていたとして,手順を進めます。

    タイトル

    本文

    【作業期限通知 担当者向け】案件の作業期限が迫っています

    作業期限が近づいている案件は1件です。

    優先度が大至急の案件は0件です。

    優先度が至急の案件は1件です。

    優先度が標準の案件は0件です。

    システム:対象のシステム名

    プロセス:プロセス名

    --------

    GManagementSystemIncident-00100の案件の作業期限が近づいています。

    タイトル:業務システムで発生したアプリケーションの異常終了

    優先度:至急

    ステータス:調査中

    担当者:Pedro Garcia

    作業期限:2015/07/31

    --------

    重要

    メール通知を設定している場合で,本来送られてくるはずのメール通知が届いていないことに気づいた際は,[メイン]画面(案件一覧)のメニューから[オプション]−[自分の詳細情報の参照]を選択し,ユーザー情報に登録しているメールアドレスの内容が正しいか確認してください。

    メールアドレスの内容が正しいときは,JP1/Service Supportの管理者に,メール定義ファイルに定義したSMTPサーバのホスト名(hptl_jp1_imss_mail_server),SMTPサーバが使用するポート番号(hptl_jp1_imss_mail_port)などの内容が正しいか確認を依頼してください。

  2. JP1/Service Supportにログインし,[メイン]画面(案件一覧)の案件一覧から,期限前メール通知があった案件を選択する。

    [図データ]

  3. メニューから[アクション]−[案件の参照]を選択する。

    [案件参照]画面が表示されます。

  4. [案件参照]画面のメニューから[アクション]−[作業状況の表示]を選択する。

    [作業状況の表示]画面が表示されます。

  5. [作業状況の表示]画面で,インシデント管理の管理者からの指示を確認する。

次の作業

期限前メール通知があった案件について,類似案件を調査します。