1.4　サービスの管理

JP1/AOにインポートしたサービステンプレートを利用して，実行対象のサービスを作成できます。また，作成したサービスの編集をしたり，不要になったサービスを削除したりできます。

運用手順の自動化の流れとサービスの管理の関係を次に示します。

図1‒4　運用手順の自動化の流れ（サービスの管理）

サービスの管理でできることを次に示します。

サービスの作成

実行対象となるサービスを作成できます。サービスは，サービステンプレートにプロパティ値を入力して作成します。

1つのサービステンプレートから，複数のサービスを作成できます。

サービスの編集

サービスの作成時に設定した内容を，あとから編集できます。ただし，サービスグループ（サービスおよびエージェントレス接続先をグループ化したもの）は変更できません。変更したい場合はサービスを削除してから再度作成する必要があります。

サービスの編集は，タスクの有無に関係なく，対象サービスが実行中であっても実施できます。ただし，生成済みのタスクやタスクの履歴に，編集内容は反映されません。

サービスの削除

不要なサービスは，JP1/AOシステムから削除できます。

なお，サービスの削除は，そのサービスから生成されたタスクがない場合に実施できます。タスクがある場合は，タスクを履歴一覧に移動してからサービスを削除します。ただし，タスクが履歴一覧にある場合は，履歴を削除しなくてもサービスを削除できます。

サービスプロパティのインポート/エクスポート: サービスに設定する，ユーザーの環境や運用に応じたプロパティ値をまとめて定義したファイルをプロパティファイルと呼びます。プロパティファイルをインポートおよびエクスポートできます。これによって，あるサービスで設定したプロパティ値をほかのサービスにも流用できます。

サービス一覧の出力（一覧のエクスポート）: サービスの一覧をCSVファイルに出力できます。CSVファイルに出力することで，サービスを管理するための台帳や必要なサービスの検討などに使用できます。

〈この節の構成〉