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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


1.4.1 サービスの状態について

JP1/AOのサービスは「状態」によって分類されます。サービスの状態は,そのサービスの作成元のサービステンプレートの種類や,サービスに対する操作結果によって遷移します。

図1‒5 サービスの状態遷移図

[図データ]

また,サービスの状態によって,操作できる内容が異なります。サービスの状態は,[サービス]画面で確認できます。

表1‒4 サービスの状態一覧

状態名

説明

デバッグ

開発サービステンプレートから作成されたサービスです。この状態のサービスを実行できるのは,サービステンプレートの開発者(AdminロールまたはDevelopロールを持つユーザー)です。デバッグ中のサービステンプレートの動作を確認するために実行します。

テスト

リリースサービステンプレートから作成されたサービスです。この状態のサービスを実行できるのは,Adminロール,Developロール,またはModifyロールを持つユーザーです。サービスの運用テストを実施するために実行します。運用テストで問題がなければ,サービスの状態をリリースに変更できます。

リリース

リリーステンプレートから作成され,テスト状態を経たサービスです。この状態のサービスを実行できるのは,すべてのユーザーです。本番環境で実運用に使用するサービスとして実行します。

無効

リリース状態のサービスを無効化したサービスです。この状態のサービスは,どのユーザーからも実行できません。実行対象から除外したいサービスなどをこの状態にします。

メンテナンス

リリース状態のサービスを,メンテナンスするための状態にしたサービスです。このサービスを実行できるのは,Adminロール,Developロール,またはModifyロールを持つユーザーです。リリース状態のサービスの設定を変更する場合などに,Submitロールを持つユーザーから一時的にサービスを実行できないようにするための状態です。