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JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


8.1.2 データベースのバックアップを取る

データベースのバックアップを取るには,コマンドを実行します。

ここでは,データベースのバックアップを取る方法について説明します。

なお,データベースについては,定期的にバックアップを取ることを推奨します。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

  1. データベースをバックアップするJP1/SLM - Managerに接続しているすべてのJP1/SLM - URを終了する。

    JP1/SLM - URの終了方法については,「2.1.3 JP1/SLM - URを終了する」を参照してください。

  2. データベースをバックアップするJP1/SLM - Managerをインストールしたホストで,Windowsの[スタート]メニューから[管理ツール]−[サービス]を選択する。

  3. データベースをバックアップするJP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Web Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Web_Service)を終了する。

  4. データベースをバックアップするJP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Service)を終了する。

  5. データベースのバックアップコマンドを実行する。

    実行するバックアップコマンドは次のとおりです。

    jslmdbcopy△バックアップファイルの絶対パス

    バックアップコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「9.4 jslmdbcopy(データベースのバックアップ)」を参照してください。

  6. 手順4.で終了したJP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Service」を起動する。

  7. 手順3.で終了したJP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Web Service」を起動する。

  8. 手順1.で終了したすべてのJP1/SLM - URを起動する。

    JP1/SLM - URの起動方法については,「2.1.2 JP1/SLM - URを起動する」を参照してください。

データベースのバックアップコマンドが正常に終了し,JP1/SLM - ManagerおよびJP1/SLM - URが起動すれば,データベースのバックアップは完了です。

(3) 補足事項

短周期でJP1/SLM-Managerのサービスを終了できない場合,次の運用例のようにデータベースのバックアップコマンドと監視情報のエクスポートコマンドを組み合わせて使用して,データベースのバックアップを取ることを推奨します。

システム障害などによって,製品内で格納されているデータの欠損が発生した際は,次の手順でデータを復旧します。

  1. 監視対象サービスの監視を停止する。

  2. 次のサービスを停止する。

    • 「JP1/SLM - Manager Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Service)

    • 「JP1/SLM - Manager Web Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Web_Service)

  3. 直近のjslmdbcopyコマンドで出力したファイルをjslmdbrstrコマンドでリストアする。

  4. 手順2.で停止したサービスを開始する。

  5. 直近のjslmdbcopyコマンドよりもあとに実行したjslmmgrexportコマンドで出力したファイルをjslmmgrimportコマンドで時系列昇順にインポートする。

  6. 監視対象サービスの監視を開始する。

(4) 関連項目