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JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


5.1.7 JP1/SLM - URをセットアップする

セットアップは,実行環境を作成するために実行します。

JP1/SLM - URとJP1/SLM - Managerは,どちらからセットアップしてもかまいません。

ここでは,JP1/SLM - URのセットアップ方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

JP1/SLM - URのセットアップでは,次のどちらかの方法を選択します。

HTTPパケットの収集対象をネットワークインタフェース番号で指定する場合を次の手順で示します。なお,HTTPパケットの収集対象をネットワークアダプターアドレスで指定する場合は,次の手順の「jslmuripls」を「jslmurnals」に,「ネットワークインタフェース番号」を「ネットワークアダプターアドレス」に読み替えてください。

  1. JP1/SLM - URをインストールしたホストのネットワークインタフェース番号,およびIPアドレスを確認するためのコマンドを実行する。

    実行するコマンドは次のとおりです。

    JP1/SLM - URのインストール先フォルダ\ur\bin\jslmuripls

    ネットワークインタフェース番号,およびIPアドレスを確認するためのコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「9.17 jslmuripls(ネットワークインタフェース番号とIPアドレスの表示)」を参照してください。

  2. jslmuriplsコマンドを実行して確認した情報を基に,セットアップに必要なオプションファイルを作成する。

    オプションファイルについては,「9. コマンド」の「9.19 jslmursetup(JP1/SLM - URのセットアップ)」を参照してください。

  3. 作成したオプションファイルを任意のフォルダに格納する。

    オプションファイルの格納先は,格納先でのオプションファイルの名称(任意)を含めた絶対パスが255バイト以内の文字列になるようにしてください。

  4. セットアップコマンドを実行する。

    実行するセットアップコマンドは次のとおりです。

    JP1/SLM - URのインストール先フォルダ\ur\bin\jslmursetup△オプションファイルの絶対パス

    セットアップコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「9.19 jslmursetup(JP1/SLM - URのセットアップ)」を参照してください。

コマンドが正常に終了すれば,JP1/SLM - URのセットアップは完了です。

アクセス履歴を記録するには,JP1/SLM - UR のシステム定義ファイル(jp1itslmur.properties)のプロパティ(accesslogFilePath)で,アクセス履歴を記録するフォルダを設定する必要があります。

設定方法は「5.6 動作を変更するためのシステム定義ファイルの編集」を参照してください。

セットアップ完了時のサービスのデフォルトの起動方法は,次のとおりです。

サービスのデフォルトの起動方法を切り替えた場合,JP1/SLM - URを再セットアップすると,デフォルトの起動方法に戻りますのでご注意ください。

(3) 補足事項

(4) 次の作業

(5) 関連項目