5.6.2 編集できる定義
JP1/SLMでは,定義の編集は任意です。
ここでは,JP1/SLMで編集できる定義の一覧について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) JP1/SLMで編集できる定義の一覧
必要に応じて編集できる定義について次の表で説明します。
項番 |
プロパティ |
対象 |
指定要否 |
説明 |
指定範囲 |
デフォルト値 |
設定誤りへの対処 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 |
accessLogFilePath |
U |
任意 |
アクセス履歴を記録するファイルの作成先ファイルパスを指定します。 |
ドライブ名も含めたフォルダの絶対パス名称※1 |
なし |
× |
2 |
announceMasterRetryCount |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Master)からJP1/SLM - Manager(Slave)への起動通知および停止通知で通信エラーが発生したときのリトライ回数を指定します。 |
1〜20の整数 (単位:回) |
3 |
× |
3 |
announceMasterRetryInterval |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Master)からJP1/SLM - Manager(Slave)への起動通知および停止通知で通信エラーが発生したときのリトライ間隔を指定します。 |
1〜1000の整数 (単位:秒) |
10 |
× |
4 |
announceMasterRetryMessage |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Master)からJP1/SLM - Manager(Slave)への起動通知および停止通知で通信エラーが発生したときのリトライに関するメッセージ(KNAS03507-W)をログに出力するかどうかを指定します。 |
true(出力する),またはfalse(出力しない) |
false |
× |
5 |
announceRetryCount |
U |
任意 |
JP1/SLM - URからJP1/SLM - Managerへの起動通知または終了通知で,通信エラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。 |
1〜20の整数 (単位:回) |
3 |
× |
6 |
announceRetryInterval |
U |
任意 |
JP1/SLM - URからJP1/SLM - Managerへの起動通知または終了通知で,通信エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。 |
1〜1000の整数 (単位:秒) |
10 |
× |
7 |
announceRetryMessage |
U |
任意 |
JP1/SLM - URからJP1/SLM - Managerへの起動通知または終了通知で,通信エラーが発生した場合のリトライに関するメッセージ(KNAS03016-W)をメッセージログに出力するかどうかを指定します。 |
true(出力する),またはfalse(出力しない)※2 |
false |
× |
8 |
announceSlaveRetryCount |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Slave)からJP1/SLM - Manager(Master)への起動通知および停止通知で通信エラーが発生したときのリトライ回数を指定します。 |
1〜20の整数 (単位:回) |
3 |
× |
9 |
announceSlaveRetryInterval |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Slave)からJP1/SLM - Manager(Master)への起動通知および停止通知で通信エラーが発生したときのリトライ間隔を指定します。 |
1〜1000の整数 (単位:秒) |
10 |
× |
10 |
announceSlaveRetryMessage |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Slave)からJP1/SLM - Manager(Master)への起動通知および停止通知で通信エラーが発生したとき,リトライに関するメッセージ(KNAS03507-W)をログに出力するかどうかを指定します。 |
true(出力する),またはfalse(出力しない) |
false |
× |
11 |
communicationMSRetryCount |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Master)とJP1/SLM - Manager(Slave)の間で通信エラーが発生したときのリトライ回数を指定します。 |
1〜20の整数 (単位:回) |
3 |
× |
12 |
communicationMSRetryInterval |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Master)とJP1/SLM - Manager(Slave)の間で通信エラーが発生した時のリトライ間隔を指定します。 |
1〜1000の整数 (単位:秒) |
10 |
× |
13 |
communicationMSRetryMessage |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/SLM - Manager(Master)とJP1/SLM - Manager(Slave)の間で通信エラーが発生したときのリトライに関するメッセージ(KNAS03507-W)をログに出力するかどうかを指定します。 |
true(出力する),またはfalse(出力しない) |
false |
× |
14 |
communicationRetryCount |
M,U |
任意 |
JP1/SLM - URとJP1/SLM - Managerの間で通信エラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。 |
1〜20の整数 (単位:回) |
3 |
× |
15 |
communicationRetryInterval |
M,U |
任意 |
JP1/SLM - URとJP1/SLM - Managerの間で通信エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。 |
1〜1000の整数 (単位:秒) |
10 |
× |
16 |
communicationRetryMessage |
M,U |
任意 |
JP1/SLM - URとJP1/SLM - Managerの間で通信エラーが発生した場合のリトライに関するメッセージ(KNAS03016-W)をメッセージログに出力するかどうかを指定します。 |
true(出力する),またはfalse(出力しない)※2 |
false |
× |
17 |
dashboardChartPlotInterval |
M |
任意 |
システム性能に関する性能グラフで,直線を引く点と点の間隔の最大値を分単位で指定します。 |
1〜1440の整数 |
5 |
× |
18 |
dashboardEventListRecentViewSize |
M |
任意 |
JP1/SLMの画面に表示するイベントの一覧で,複数のサービスのイベントを同時に表示する場合に,表示できるイベント数の最大値を指定します。 指定した値分の直近に発生したイベントを表示できるようになります。 |
1〜8192の整数 |
1000 |
× |
19 |
dashboardPrioritizeSystem |
M |
任意 |
監視構成に合わせて次の画面のデフォルト表示を変更します。 |
true(システム監視構成に合わせたデフォルト表示),またはfalse(サービス監視構成に合わせたデフォルト表示) |
false |
× |
20 |
dashboardPropagateSystemStatus |
M |
任意 |
システム性能監視の状態を,サービスの状態に伝播するかどうかを指定します。[リアルタイム監視]画面のシステム性能監視の状態伝播については,「10.3.4 [システム性能情報]エリア」を参照してください。[問題調査]画面のシステム性能監視の状態伝播については,「10.4.4 [イベント/性能グラフ]エリア([性能グラフ]タブを選択した状態)」を参照してください |
true(伝播する),またはfalse(伝播しない) |
false |
× |
21 |
jbsHostName |
M |
任意 |
JP1/Baseの論理ホスト名を指定します。 JP1/Baseをクラスタ構成で運用する場合は必ず指定してください。 |
長さ1〜196バイトの文字列 (使用できる文字は,半角英数字,「-」(ハイフン)) |
なし |
× |
22 |
JP1Event |
M |
任意 |
JP1/SLMでJP1イベントの発行を有効にするかどうかを指定します。 JP1/IMとの連携時に必ず指定します。 JP1/IMとの連携については,「5.5.1 JP1/IMと連携する」を参照してください。 |
true(発行する),またはfalse(発行しない)※2 |
false |
× |
23 |
JP1EventForSystem |
M |
任意 |
JP1Eventプロパティにtrueが指定されている場合,JP1/PFMと連携する際のシステム性能用のJP1イベントを発行するかどうかを指定します。 |
true(発行する),またはfalse(発行しない) |
false |
× |
24 |
loggerAuditEnable |
M |
任意 |
監査ログを取得するかどうかを指定します。 |
true(取得する),またはfalse(取得しない) |
false |
× |
25 |
loggerAuditFileCount |
M |
任意 |
監査ログファイルの最大面数を指定します。 |
1〜16の整数 |
4 |
○ |
26 |
loggerAuditMaxFileSize |
M |
任意 |
監査ログファイルの最大サイズを指定します。 |
8192〜4194304の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
27 |
loggerCommandMessageFileCount |
M |
任意 |
コマンド用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
28 |
loggerCommandMessageMaxFileSize |
M |
任意 |
コマンド用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜16777216の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
29 |
loggerDaoMessageFileCount |
M |
任意 |
JP1/SLMがデータベースにアクセスするための機能で使用するメッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
30 |
loggerDaoMessageMaxFileSize |
M |
任意 |
JP1/SLMがデータベースにアクセスするための機能で使用するメッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
31 |
loggerInputAdaptorCtrlMessageFileCount |
M |
任意 |
JP1/SLMが外部から性能情報を受信するための機能で使用するメッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
32 |
loggerInputAdaptorCtrlMessageMaxFileSize |
M |
任意 |
JP1/SLMが外部から性能情報を受信するための機能で使用するメッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
33 |
loggerIntegrationLogLevel |
M,U |
任意 |
統合トレースログのログ出力レベルを指定します。 小さい値を指定すると出力情報が減り,大きい値を指定すると出力情報が増えます。 |
0,10,20,または30 |
10 |
○ |
34 |
loggerMessageLogLevel |
M,U |
任意 |
メッセージログファイルのログ出力レベルを指定します。 小さい値を指定すると出力情報が減り,大きい値を指定すると出力情報が増えます。 |
0,10,20,または30 |
10 |
○ |
35 |
loggerPerfCollectorMessageFileCount |
M |
任意 |
性能分析Manager用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
36 |
loggerPerfCollectorMessageMaxFileSize |
M |
任意 |
性能分析Manager用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
37 |
loggerProcessCtrlMessageFileCount |
M,U |
任意 |
プロセス制御用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜10の整数 |
3 |
○ |
38 |
loggerProcessCtrlMessageMaxFileSize |
M,U |
任意 |
プロセス制御用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜16777216の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
39 |
loggerRmiServerMessageFileCount |
M,U |
任意 |
RMIサーバ用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
40 |
loggerRmiServerMessageMaxFileSize |
M,U |
任意 |
RMIサーバ用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
41 |
loggerSlaveControlMessageFileCount |
M |
任意 |
JP1/SLM - Manager(Slave)制御用のメッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
42 |
loggerSlaveControlMessageMaxFileSize |
M |
任意 |
JP1/SLM - Manager(Slave)制御用のメッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
43 |
loggerUserResponseMessageFileCount |
M,U |
任意 |
JP1/SLM - UR制御用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
44 |
loggerUserResponseMessageMaxFileSize |
M,U |
任意 |
JP1/SLM - UR制御用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
45 |
loggerViewMessageFileCount |
M |
任意 |
サーブレット用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
46 |
loggerViewMessageMaxFileSize |
M |
任意 |
サーブレット用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
47 |
loggerWebSystemAnalysisMessageFileCount |
U |
任意 |
Webシステム分析プロセスおよびサービス検出プロセス用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 |
2〜16の整数 |
3 |
○ |
48 |
loggerWebSystemAnalysisMessageMaxFileSize |
U |
任意 |
Webシステム分析プロセスおよびサービス検出プロセス用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 |
4096〜2147483647の整数 (単位:バイト) |
1048576(1MB) |
○ |
49 |
loginFailedLimit |
M |
任意 |
JP1/SLMのログイン画面で,ログイン失敗を許容する回数を指定します。ログインに失敗した回数が指定した回数を超えた場合,画面がロックされます。 0を指定した場合は,ロックされません。 |
0〜30の整数 |
3 |
× |
50 |
managerHost |
M,U |
必須 |
JP1/SLM - Managerのホスト名を指定します。 なお,JP1/PFMと連携する場合,IPアドレスでの指定はできません。必ずホスト名で指定してください。 |
ASCIIコードの0x20〜0x7e(制御文字以外)であり,かつ1バイト以上256バイト以下(指定できるバイト数はWindowsに依存)。 ただし,Windowsがホスト名に使用を禁止している文字は指定できません。 また,次に示すアドレスも指定できません。
|
なし |
× |
51 |
masterHost |
M |
必須※3 |
JP1/SLM - Manager(Master)のホスト名を指定します。 |
ASCIIコードの0x20〜0x7e(制御文字以外)であり,かつ1バイト以上256バイト以下(指定できるバイト数はWindowsに依存)。 ただし,Windowsがホスト名に使用を禁止している文字は指定できません。 また,次に示すアドレスも指定できません。
|
なし |
× |
52 |
managerStartMode |
M |
任意 |
JP1/SLM - ManagerのWindowsサービスを再開するときの開始モードを指定します。 |
normal(監視を停止した状態でWindowsサービスを開始する),またはrestart(Windowsサービスの停止前に開始していた監視を再開した状態で,Windowsサービスを開始する)※2 |
normal |
× |
53 |
monitoringItemNameMaxLength |
M |
任意 |
監視項目名の長さを指定します。なお,UTF-8換算したバイト数で指定してください。 |
1〜1024の整数 (単位:バイト) |
300 |
× |
54 |
outlierRate |
M |
任意 |
予兆検知で,監視範囲の性能データの何パーセントが外れ値となった場合にイベント通知をするかを指定します。 |
1〜100の整数 (単位:%) |
10 |
× |
55 |
pfmDataAnalysisThread |
M |
任意 |
JP1/PFM - Baseから受信する性能データの受信解析スレッドの数を指定します。Master - Slave構成のJP1/SLM - Manager(Master)だけに有効です。 |
10〜200の整数 |
20 |
○ |
56 |
pfmDataRecieveErrorTruncation |
M |
任意 |
Master - Slave構成時に,JP1/PFM - Baseから受信する性能データの振り分け処理をJP1/SLM - Manager(Master)がJP1/SLM - Manager(Slave)に対して通信エラーが原因で実施できないとき,ログ出力の縮約を実施するかどうかを指定します。ログの縮約はJP1/SLM - Manager単位で実施され,通信エラーから回復すると解除されます。 |
true(縮約する),またはfalse(縮約しない) |
true |
× |
57 |
pfmLoggingData |
M |
任意 |
JP1/PFMの監視エージェントが性能データをStoreデータベースに格納するかを指定します。 |
true(Storeデータベースに格納する)またはfalse(Storeデータベースに格納しない)※2 |
false |
× |
58 |
pfmManagerHost |
M |
任意 |
JP1/SLMが連携するJP1/PFM - Managerのホスト名を指定します。指定したホスト名が誤っていた場合,JP1/PFMとの通信に失敗します。 |
ASCIIコードの0x20〜0x7e(制御文字以外)であり,かつ1バイト以上256バイト以下(指定できるバイト数はWindowsに依存)。 ただし,Windowsがホスト名に使用を禁止している文字は指定できません。 また,次に示すアドレスも指定できません。
|
なし |
× |
59 |
pfmManagerPort |
M |
任意 |
JP1/SLMが連携するJP1/PFM - Managerのポート番号を指定します。 指定したポート番号が誤っていた場合,JP1/PFMとの通信に失敗します。 |
1024〜65535 |
22286 |
× |
60 |
pfmReceivePort |
M |
任意 |
JP1/PFMから送信された性能情報をJP1/SLM- Managerが受信するためのポート番号を指定します。 |
1024〜65535 |
20905 |
× |
61 |
pfmWebConsoleURL |
M |
任意 |
接続先となるJP1/PFM - Web ConsoleのURLを指定します。 URLに指定する値は,URLエンコード(Percent-Encoding)をしない形式で記載してください。 記述例を次に示します。http://<host>:<port>/PFMWebConsole/login.do <host>:ホスト名またはIPアドレス。 <port>:ポート番号。 URLに指定する値は,RFC2396に準拠する形式としてください。 |
0〜1024(単位:文字数)の長さを持つ文字列 |
なし |
× |
62 |
rdbPort |
M |
任意 |
組み込みデータベースのListenポート番号を指定します。 |
5001〜65535 |
20903 |
× |
63 |
rmiManagerPort |
M,U |
任意 |
JP1/SLM - ManagerのRMI通信ポート番号を指定します。 |
5001〜65535 |
20904 |
× |
64 |
rmiMasterPort |
M |
任意 |
JP1/SLM - Manager(Slave)がJP1/SLM - Manager(Master)に対してRMI通信をするときに使用するポート番号を指定します。 |
5001~65535 |
20904 |
× |
65 |
rmiUrPort |
U |
任意 |
JP1/SLM - URのRMI通信ポート番号を指定します。 |
5001〜65535 |
20910 |
× |
66 |
serviceBaselineExclusion |
M |
任意 |
サービス性能の予兆検知で,しきい値方向とは逆方向の外れ値検知のイベントを除外するかどうかを指定します。 |
true(除外する),またはfalse(除外しない) |
false |
× |
67 |
sloThresholdRate |
M |
任意 |
しきい値監視で,監視範囲の性能データの何パーセントがしきい値を超過した場合にイベント通知をするかを指定します。 |
1〜100の整数 (単位:%) |
10 |
× |
68 |
systemBaselineExclusion |
M |
任意 |
システム性能の予兆検知で,JP1/PFMから受け取るしきい値種別の,しきい値方向とは逆方向の外れ値検知のイベントを,除外するかどうかを指定します。 例えば,JP1/PFMから受け取ったしきい値種別が上限の場合,外れ値検知の下限イベントを除外するかどうかを指定します。 |
true(除外する),またはfalse(除外しない) |
false |
× |
69 |
urHost |
U |
必須 |
JP1/SLM - URのホスト名を指定します。 |
ASCIIコードの0x20〜0x7e(制御文字以外)であり,かつ1バイト以上256バイト以下(指定できるバイト数はWindowsに依存)。 ただし,Windowsがホスト名に使用を禁止している文字は指定できません。 また,次に示すアドレスも指定できません。
|
なし |
× |
70 |
urNetworkAdapterAddress |
U |
必須 |
JP1/SLM - URが接続するネットワークアダプターアドレスを指定します。 JP1/SLM - URをインストールしたホストのネットワークインタフェースの構成を変更した場合は,jslmurnalsコマンドを使用して,必ず指定値を見直してください。 jslmurnalsコマンドについては,「9. コマンド」の「9.18 jslmurnals(ネットワークアダプターアドレスとIPアドレスの表示)」を参照してください。 |
半角英数字で16進数12桁以下の整数。 ただし,jslmurnalsコマンドの実行結果にないネットワークインタフェース番号を指定した場合はエラーになります。 |
なし |
× |
71 |
urNetworkInterfaceNumber |
U |
必須 |
キャプチャモジュールが割り当てるネットワークインタフェース番号を指定します。 JP1/SLM - URをインストールしたホストのネットワークインタフェースの構成を変更した場合は,jslmuriplsコマンドを使用して,必ず指定値を見直してください。 jslmuriplsコマンドについては,「9. コマンド」の「9.17 jslmuripls(ネットワークインタフェース番号とIPアドレスの表示)」を参照してください。 |
1〜60の整数。 ただし,jslmuriplsコマンドの実行結果にないネットワークインタフェース番号を指定した場合はエラーになります。 |
なし |
× |
- (凡例)
M:JP1/SLM - Manager
U:JP1/SLM - UR
○:デフォルト値を仮定してJP1/SLM - ManagerまたはJP1/SLM - UR起動します。
×:JP1/SLM - ManagerまたはJP1/SLM - URを終了します。
- 注※1
-
JP1/SLM - URをクラスタ構成にする場合に,系切り替えが発生したあとで,アクセス履歴を引き継ぐようにするには,共用ディスク上のパスを設定してください。
- 注※2
-
大文字,小文字は区別されません。
- 注※3
-
Master - Slave構成で,JP1/SLM - Manager(Slave)がJP1/SLM - Manager(Master)を識別するために指定が必要なプロパティです。Single - Manager構成のJP1/SLM - Manager,およびMaster - Slave構成のJP1/SLM - Manager(Master)では指定は不要です。
(2) 補足事項
編集するシステム定義ファイル(jp1itslm.propertiesまたはjp1itslmur.properties)の格納先は次のとおりです。
- JP1/SLM - Managerの場合:
JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\jp1itslm.properties
- JP1/SLM - URの場合:
JP1/SLM - URのインストール先フォルダ\ur\conf\jp1itslmur.properties
システム定義ファイルの定義例を次に示します。
JP1/SLM - Managerの場合
managerHost=192.168.2.109 rmiManagerPort=20904
JP1/SLM - URの場合
managerHost=192.168.2.109 rmiManagerPort=20904 urHost=192.168.2.109 rmiUrPort=20910 urNetworkInterfaceNumber=1
JP1/SLMが使用するポート番号については,「付録A JP1/SLMで使用するポート番号の一覧」を参照してください。