Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


5.5.1 JP1/IMと連携する

JP1/SLMは,JP1/Baseの機能を使用して,次の場合にJP1イベントを発行します。

JP1イベントは,JP1/Baseの転送設定ファイルで転送設定をすることで,JP1/IM - Managerに転送されます。これによって,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面からJP1イベントを一元的に監視できます。

また,JP1/IM - Managerで自動アクションを設定すれば,JP1イベントの発行をメールやアラームで通知するなどして,監視結果の通知を自動化できます。

なお,転送設定についてはマニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を,自動アクションの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」を参照してください。

ここでは,JP1/IMとの連携方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

  1. JP1/SLM - Managerのシステム定義ファイル(jp1itslm.properties)のJP1Eventプロパティにtrueを設定する。

    JP1/SLM - Managerのシステム定義ファイルを編集します。システム定義ファイルの格納先は次のとおりです。

    JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\jp1itslm.properties

  2. JP1/SLM - Managerのイベント拡張属性定義ファイルをJP1/IM - Managerのフォルダにコピーする。

    JP1/SLM - Managerのコピー元のファイル:

    日本語環境用

    JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\event\jp1imm\ja\hitachi_jp1_itslm_attr_sys_ja.conf

    英語環境用

    JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\event\jp1imm\en\hitachi_jp1_itslm_attr_sys_en.conf

    JP1/IM - Managerのコピー先フォルダ:

    JP1/IM - Managerのインストール先フォルダ\conf\console\attribute\

    なお,JP1/IM - Managerをクラスタ環境で使用している場合は,「JP1/IM-Managerのインストール先フォルダ」を「共有フォルダ\jp1cons」に読み替えてください。

  3. JP1/IM - Managerを再起動する。

    JP1/IM - Managerを再起動することで定義の変更が反映されます。

JP1/IMと連携するための設定は完了です。

(3) 補足事項

(4) 関連項目