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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド


2.6 JP1/AJS3 - SDKの環境設定の検討

JP1/AJS3 - SDKは,ユーザーアプリケーションごとに動作環境を環境設定ファイルで設定できます。環境設定ファイルがない場合,ユーザーアプリケーションは各設定項目でデフォルト値を仮定して動作します。

環境設定ファイルで設定する項目を次の表に示します。

表2‒5 環境設定ファイルで設定する項目

項番

設定項目

設定内容

デフォルト

1

接続ポート番号(port_number)

JP1/AJS3 - Managerへの接続ポート番号を設定します。

22250

2

文字コード(default_charcode)

JP1/AJS3 - Managerの文字コードを取得できない場合に仮定する文字コードのデフォルト値を設定します。

MS932

3

接続タイムアウト時間※1(connect_timeout)

JP1/AJS3 - Managerとの接続が通信エラーの場合に,タイムアウト処理を実行する時間を設定します。

0秒(タイムアウト処理を実行しない)

4

通信接続リトライ回数(connect_retry_count)

JP1/AJS3 - Managerとの接続が通信エラーの場合に,接続をリトライする回数を設定します。

3回

5

通信接続リトライ間隔(connect_retry_interval)

JP1/AJS3 - Managerとの接続が通信エラーの場合に,接続をリトライする間隔を設定します。

12秒

6

受信タイムアウト時間(receive_timeout)

JP1/AJS3 - Managerからデータを受信する場合のタイムアウト時間を設定します。

180秒

7

ログイン待ち時間(login_wait)

JP1/AJS3 - Managerの認証に失敗した場合に,ログイン待ちをする時間を設定します。

1秒

8

トレースログの出力先フォルダ(tracelog_dir)

トレースログを出力するフォルダを指定します。

JP1/AJS3 - SDK運用フォルダ\log

9

トレースログファイルのサイズ(tracelog_size)

トレースログファイルのサイズを指定します。

2,097,152バイト

10

トレースログファイルの面数(tracelog_num)

トレースログファイルの面数を設定します。

3個

11

トレースログの出力レベル(tracelog_level)

トレースログの出力レベルを指定します。

エラー,警告および情報メッセージを出力する

12

文字コードの取得※2(getmanager_charcode)

JP1/AJS3 - Managerの文字コードを取得するかどうか設定します。

JP1/AJS3 - Managerの文字コードを取得する

13

言語設定(lang)

メッセージの言語を設定します。

Java Runtime Environmentのロケール設定の言語

14

情報取得APIの取得結果の上限数(api_search_resultmax)

情報取得APIで取得する情報の上限数を設定します。

1,000個

注※1

OSの接続タイムアウト仕様とその設定によって,環境設定ファイルに設定した値より前に接続のタイムアウトが発生することがあります。

注※2

中国語環境で使用するJP1/AJS3 - Managerと接続する場合だけ変更します。

関連項目