画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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2.4.2 メニューバー

メニューバーは,表示された画面に対する処理を選択するときに使用します。画面遷移やポップアップメニュー(手動)表示の契機としても使用できます。メニューバーは常に表示されているため,一般的に使用する機能(ファイル,編集など)を設定することをお勧めします。

メニューバーで表示できるメニューの種類を次の表に示します。

表2-6 メニューの種類

種類 内容
メニューバー ウィンドウ上のタイトルバーの下に表示されるメニュー。
1メニューバー上で最大24とおりの処理が選択できる。
プルダウンメニュー メニューバーを選択すると表示されるメニュー。
メニューバーを選択したとき下位の処理選択があるとき(アクション→計算,印刷などアクションに対する処理が細分化するとき)に使用する。
1プルダウンメニュー上で最大24とおりの処理が選択できる。
カスケードメニュー メニューの右端にカスケードメニュー表示用の記号(矢印ボタン)が表示されているプルダウンメニューを選択すると表示されるメニュー。
プルダウンメニューの処理内容がさらに細分化されるとき(印刷から印刷開始まで,書式設定,印刷取消など印刷に対する処理が細分化されるとき)に使用する。1カスケードメニュー上で最大24とおりの処理が選択できる。

選択する処理が多数あり処理単位でグループ分けができる場合は,プルダウンメニューカスケードメニューを使用してメニューを階層化することをお勧めします。メニューを階層化することで,1ウィンドウ中で最大96とおりの処理が選択できます。

<この項の構成>
(1) 選択時のAPインタフェース

(1) 選択時のAPインタフェース

メニューは,マウス,またはキーボードで選択できます。キーボードで処理を選択する場合,アクセスキーとショートカットキーを指定しておきます。

各メニューを選択したときに指定できる動作を次に示します。

メニューバー
  • プルダウンメニューを表示する。
  • APにイベント通知コードを返す。
  • 手動ポップアップを表示する。
  • 不活性(選択できない状態にする)
  • 最後のテキストを右端に表示する。
  • 動的変更(APから表示属性を変更する)

プルダウンメニュー
  • カスケードメニューを表示する。
  • APにイベント通知コードを返す。
  • 手動ポップアップを表示する。
  • メニューの下にセパレータ線を引く。
  • 不活性(選択できない状態にする)

カスケードメニュー
  • APにイベント通知コードを返す。

また,メニューを選択したときに複写,貼り付け,およびポップアップ表示を指定できます。複写と貼り付けの機能は画面間での動作のため,APに影響はありません。メニューの選択方法,および複写と貼り付け機能の操作の詳細については,「4.4 コピー&ペースト操作」を参照してください。ポップアップ表示は,ポップアップ(手動)付きの入出力テキストボックス(またはフィールドボックス内の入出力フィールド)を配置してある場合に有効となります。ポップアップの詳細については「2.4.10 ポップアップテキスト」を参照してください。

メニュー選択時にAPに通知コードを返す場合,メニューに対応したイベント通知コードが入力論理マップに格納されます。