画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編
二次ウィンドウは,一次ウィンドウを消去しないで補助的なデータの表示と操作をするときに使用します。また,二次ウィンドウは,メッセージの表示や入力するデータを検索するダイアログを表示するときにも使用します。
二次ウィンドウの表示は,一次ウィンドウを表示する方法と同じです。二次ウィンドウは,必ず一次ウィンドウの前面に重ねて表示します。このとき,一次ウィンドウが消去されることはありません。また,二次ウィンドウの表示中には,一次ウィンドウの操作はできません。
また,画面属性ダイアログの「二次ウィンドウの位置」または種別「二次ウィンドウ」時の「位置」ではウィンドウ種別のIDによって二次ウィンドウの表示位置およびサイズを指定できます。IDごとに次の表に示すように分類して使用することをお勧めします。
表2-7 ウィンドウ種別のIDごとの表示内容の適用例
ID | 表示制御の内容 |
---|---|
1 | データ入力の補助のために表示するダイアログ。 |
2 | メッセージを表示するダイアログ。 |
3 | ヘルプ情報を表示するダイアログ。 |
一次ウィンドウで選択対象とする項目が多岐にわたり,ポップアップなどでは表示できない場合や,選択するデータを検索したい場合に使用します。データ入力時の煩雑さをなくすために,一次ウィンドウの一つの項目に対するデータ入力補助を目的とし,二次ウィンドウから選択するデータは基本的に一つにすることをお勧めします。
画面のサイズは一次ウィンドウの半分以下とし,一次ウィンドウと同様の機能を使用して画面を設計します。
画面を操作するオペレータに対してメッセージを通知するときに使用します。
メッセージには「エラー」「インフォメーション」「クエスチョン」「ワーニング」があります。
画面のサイズは一次ウィンドウの1/4以下を目安とし,テキストボックスやフィールドボックスを使用した出力メッセージと,メッセージアイコンとを組み合わせて画面を設計します。
一次ウィンドウに対する操作説明などのヘルプ情報を表示するときに使用します。ヘルプ情報は,確認後,[OK]のプッシュボタンなどで二次ウィンドウを閉じるように指定します。
画面のサイズは一次ウィンドウの半分以下とし,テキストボックスやフィールドボックスを使用して表示するヘルプダイアログを設計します。
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