画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
この節では,次の表に示す環境設定ファイルの概要を説明します。
表4-4 XMAP3の環境設定ファイル
| ファイル名 | XMAP3製品 | |||
|---|---|---|---|---|
| Windows版XMAP3 Server Runtime | UNIX版XMAP3 Server Runtime | XMAP3 Client Runtime | XMAP3/Web for Cosminexus | |
| 仮想端末名ファイル (X3MWHOST/XMAPhosts) |
○ | ○ | ○ | ○ |
| 表示・印刷環境ファイル (X3PCONF/XPWconfig) |
○ | ○ | ○ | ○ |
| フォント構成ファイル (X3PFONT) |
○ | − | ○ | ○ |
| プリンタ構成ファイル (X3PPINF) |
○ | − | ○ | ○ |
| AP環境ファイル (X3MWDRV/XMAPdrv) |
○ | ○ | ○ | − |
| サーバAP名ファイル (X3PAPL) |
○ | − | − | − |
| サービス名ファイル (X3PHOST/XPWhosts) |
○ | ○ | ○ | − |
| サーバ起動ファイル (X3PSERV) |
○ | − | − | − |
| プリントサーバ起動ファイル (X3PPRSV) |
○ | − | − | − |
| マッピング構成ファイル (X3MWCONF/XMAPconfig) |
○ | ○ | ○ | ○ |
| マッピング属性ファイル (xps) |
− | ○ | − | − |
| スクリプト環境ファイル (X3XSCONF) |
− | − | − | ○ |
| 環境管理ファイル (xmap3.properties) |
− | − | − | ○ |
| サーバ環境定義ファイル (X3WEBSRV) |
− | − | − | ○ |
| Webクライアント環境ファイル (X3WEBCEX) |
− | − | − | ○ |
XMAP3の環境設定ファイルは,次に示すフォルダに格納されます。
環境設定ファイルの設定項目については,「付録B 環境設定ファイルの設定項目の一覧」を参照してください。
仮想端末名ファイルとは,仮想端末名とサービス名の関係を定義するファイルです。XMAP3の中で使用する仮想端末名,デバイス,サービス名などを設定します。
XMAP3サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.1 仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)」を参照してください。Web実行環境での設定内容については,「15.1.3 仮想端末名ファイル(X3MWHOST)」を参照してください。
表示・印刷環境ファイルとは,画面表示や帳票印刷環境を定義する環境設定ファイルです。キー操作や文字色などを設定します。
XMAP3サーバ/クライアント実行環境では有効になる設定でも,XMAP3/Web for Cosminexusを利用したシステムでは有効にならない項目があります。注意してください。
XMAP3サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)」を参照してください。
Web実行環境での設定内容については,「15.1.4 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)」を参照してください。
フォント構成ファイルとは,画面表示に使用するフォントを設定するファイルです。印刷行ピッチなどを設定します。
XMAP3サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.5 フォント構成ファイル(X3PFONT)」を参照してください。XMAP3 Web実行環境での設定内容については,「15.1.5 フォント構成ファイル(X3PFONT)」を参照してください。
プリンタ構成ファイルとは,帳票印刷時に使用するプリンタの環境を設定するファイルです。マージン開始位置などを設定します。
XMAP3サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.6 プリンタ構成ファイル(X3PPINF)」を参照してください。XMAP3 Web実行環境での設定内容については,「15.1.6 プリンタ構成ファイル(X3PPINF)」を参照してください。
AP環境ファイルとは,マッピングライブラリ実行時の各種情報を取得するための環境設定ファイルです。物理マップのロードパス,マップの常駐サイズを,デバッグやチューニングのときに設定します。
XMAP3サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.2 AP環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)」を参照してください。
サーバAP名ファイルとは,C/S構成の場合に,クライアントの起動時に実行するAPの名前とサーバでの実際のファイル名との対応を設定するファイルです。
XMAP3サーバ実行環境での設定内容については,「7.2.7 サーバAP名ファイル(X3PAPL)」を参照してください。
サービス名ファイルとは,表示・印刷サービスに関連するサービス名やサービス種別などを設定する環境設定ファイルです。この情報はサーバ側だけに設定します。
スタンドアロン環境の場合は,このファイルの設定は必要ありません。
XMAP3サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)」を参照してください。
サーバ起動ファイルとは,Windowsサービス上で動作するXMAP3サーバのSERVICESファイルのサービス名と,サービス名ファイル,および表示・印刷環境ファイルとの対応を設定するファイルです。
XMAP3サーバをプログラム一覧のメニューから起動する場合,このファイルは使用されません。
XMAP3サーバ実行環境での設定内容については,「7.2.8 サーバ起動ファイル(X3PSERV)」を参照してください。
プリントサーバ起動ファイルとは,Windowsサービス上で動作するXMAP3 Server RuntimeをXMAP3プリントサーバで起動するときに使用されるファイルです。
XMAP3サーバをプログラム一覧のメニューから起動する場合,このファイルは使用されません。
XMAP3プリントサーバでの設定内容については,「7.2.9 プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)」を参照してください。
マッピング構成ファイルとは,実行時に必要なファイルです。Windows版XMAP3の場合,このファイルは編集できません。提供しているファイルをそのまま使用してください。
XMAP3サーバ実行環境での設定内容については,「7.2.10 マッピング構成ファイル(X3MWCONF/XMAPconfig)」を参照してください。
XMAP3 Web実行環境での設定内容については,「15.1.2 マッピング構成ファイル(X3MWCONF)」を参照してください。
マッピング属性ファイルとは,マッピングの属性を指定するファイルです。このファイルはUNIX版XMAP3だけで提供します。
XMAP3サーバ実行環境での設定内容については,「7.2.11 マッピング属性ファイル(xps)」を参照してください。
スクリプト環境ファイル(X3XSCONF)は,XMAP3 Cosminexus連携機能の実行時に必要なファイルです。XMAP3 TP1/Web連携機能では,スクリプト環境ファイルは不要です。
XMAP3 Web実行環境での設定内容については,「15.1.7 スクリプト環境ファイル(X3XSCONF)」を参照してください。
環境管理ファイル(xmap3.properties)は,XML文書などの格納先およびXMAP3が提供するJavaインタフェースの保守情報(ログ)の出力先を指定するファイルです。このファイルはXMAP3 Cosminexus連携機能で使用します。XMAP3 TP1/Web連携機能の場合は不要です。
XMAP3 Web実行環境での設定内容については,「15.1.8 環境管理ファイル(開発言語がJavaの場合)」を参照してください。
サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)は,環境設定ファイルの格納先や,実行時にクライアント側で必要なデータファイルの格納先などを設定するファイルです。このファイルはXMAP3 TP1/Web連携機能で使用します。XMAP3 Cosminexus連携機能の場合は不要です。
XMAP3 Web実行環境での設定内容については,「15.1.9 サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)」を参照してください。
Webクライアント環境ファイル(X3WEBCEX)とは,XMAP3/Web for Cosminexusで,クライアント側の動作をカスタマイズするファイルです。
XMAP3 Web実行環境での設定内容については,「15.1.10 Webクライアント環境ファイル(X3WEBCEX)」を参照してください。
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