画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)とは,XMAP3/Web for Cosminexusを使用したシステム構成で,画面表示や帳票印刷環境を定義するファイルです。
表示・印刷環境ファイルは,XMAP3 Cosminexus連携機能の場合は起動HTMLの環境設定ファイルパスで,XMAP3 TP1/Web連携機能の場合はサーバ環境定義ファイルの環境設定ファイルパスで定義したフォルダに格納します。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の記述形式を次に示します。
C/S構成やスタンドアロン構成のシステムの表示・印刷環境ファイルでは有効となる定義でも,XMAP3/Web for Cosminexusを利用したシステムでは,無効となる定義項目があります。XMAP3/Web for Cosminexusで無効になる定義項目を次の表に示します。なお,表示・印刷セットアップでは,無効になる定義項目は不活性で表示されるか,または表示されないため,設定できません。
表15-2 XMAP3/Web for Cosminexusで無効になるX3PCONFの定義項目
| 表示・印刷環境ファイルでの記述形式 | 意味 |
|---|---|
| *.COCLTCNF | C/S構成のクライアント側で,表示・印刷環境ファイルの有効/無効の設定(ローカルコンフィグ) |
| *.COGPTH | グラフィックファイルパス※1 |
| 表示サービス名.DCICFN | アイコンファイルパス※2 |
| 表示サービス名.DCCMPR 印刷サービス名.PCCMPR |
マップデータ圧縮機能使用有無 |
| *.PCFAXF | ファックス宛先フォルダ※1 |
| 表示サービス名.DCXCLS | 閉じるボタンでの一次ウィンドウの破棄 |
| 表示サービス名.DCKDIV = EXECUTE | テンキーボード側/キーの動作 |
| 表示サービス名.DCKDIV = RETURN | |
| 表示サービス名.DCKMUL = EXECUTE | テンキーボード側*キーの動作 |
| 表示サービス名.DCKMUL = RETURN | |
| 表示サービス名.DCKSUB = EXECUTE | テンキーボード側−キーの動作 |
| 表示サービス名.DCKSUB = RETURN | |
| 表示サービス名.DCKADD = EXECUTE | テンキーボード側+キーの動作 |
| 表示サービス名.DCKADD = RETURN | |
| 表示サービス名.DCONCP | カーソル位置の1文字をコピーする |
| 表示サービス名.DCWNTL | ウィンドウタイトル表示有無※3 |
| 表示サービス名.DCMPTH | ポップアップメニューファイルパス※1 |
| 表示サービス名.DCMCSH | ポップアップメニューファイル読み込み契機の指定 |
| 表示サービス名.DCWNCT | コントロールボタンの有無※2 |
| 表示サービス名.DCWNMX | 最大化ボタンの有無※2 |
| 表示サービス名.DCWNMN | 最小化ボタンの有無※2 |
| 表示サービス名.DCMPCS | クローズボタン表示有無※2 |
| 表示サービス名.DCWNSW | 全画面表示の指定※2 |
| 表示サービス名.DCMPPS | 1次ウィンドウの位置 |
| 表示サービス名.DCWSRS = COMMON | 1次ウィンドウの画面のサイズを変更してサービス毎に保存 |
| 表示サービス名.DCWPRS | 1次ウィンドウの画面の位置を保存 |
| 表示サービス名.DCVTSL | 画面より大きい場合,スクロールバーを付ける※4 |
| 表示サービス名.DCOPFC | CUIフォーカスなしオペレータインジケータ背景色 |
| 表示サービス名.DCGOFC | GUIフォーカスなしオペレータインジケータ背景色 |
| 印刷サービス名.POPASZ=MAP | 印刷用紙サイズ |
| 印刷サービス名.PCSPCR=HARDINIT | 改ページ動作 |
| *.COGNK5 | 元号 |
| *.COGNE5 | 元号の略称 |
| *.COGNS5 | 元号の開始年月日 |
| 表示サービス名.DCAHIN | 先行入力の使用有無 |
C/S構成やスタンドアロン構成のシステムの表示・印刷環境ファイルでは無効となる定義でも,XMAP3/Web for Cosminexusを利用したシステムでは,有効になる定義項目があります。XMAP3/Web for Cosminexusで有効になる定義項目を次の表に示します。表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)をテキストエディタで開いて,定義項目を追加してください。なお,表示・印刷セットアップで有効になる定義項目については,「8.1.3 設定項目の一覧」,「9.1.3 設定項目の一覧」および「10.1.3 設定項目の一覧」を参照してください。
表15-3 XMAP3/Web for Cosminexusで有効になるX3PCONFの定義項目
| 表示・印刷環境ファイルでの記述形式 | 意味 |
|---|---|
| *.DCGMSW | メニューバー拡張機能の使用有無 |
| *.DCHCEX | ハードコピー機能の使用有無 |
| *.DCHCWN | ハードコピー機能の対象 |
| *.DCHCKY | ハードコピー機能のショートカットキー |
| *.DCHCWT | ハードコピー機能の最大印刷待ち時間 |
| *.DCHCST | ハードコピー機能の印刷開始までの待ち時間 |
Webブラウザのメニューバーに混在して表示していたXMAP3のメニューを,XMAP3 ActiveXコントロール画面内に表示できます。
XMAP3画面に定義したメニューだけを分離して表示するため,メニューが参照しやすくなり,オペレータの操作ミスの防止に役立ちます。
メニューバー拡張機能は「Webシステムの一次ウィンドウ」が対象です。二次ウィンドウのメニューバー表示については変更ありません。また,パラメタの指定を省略するとOFFが仮定されます。
ハードコピー機能を使用すると,XMAP3のCUI画面やGUI画面,またはWindowsのデスクトップ画面を通常使うプリンタに印刷できます。APから出力したデータが正しく画面に表示されているか確認したいときや,トラブルが発生したときのデバッグなどに利用できます。
パラメタの指定を省略すると,ONが仮定されます。
ハードコピー機能を使用するときの注意を次に示します。
ハードコピーのログについては,「20.3.2(3) ハードコピーログ」を参照してください。
ハードコピー機能が印刷の対象とする画面を選択します。パラメタの指定を省略すると,XMAPが仮定されます。
ハードコピー機能を実行するためのショートカットキーを指定します。パラメタの指定を省略すると,Pが仮定されます。
印刷処理をキャンセルするまでの最大印刷待ち時間を秒数で指定します。パラメタの指定を省略すると,300が仮定されます。
ハードコピーの印刷中は画面を操作できません。ハードコピーの印刷が完了するか,最大印刷待ち時間を超えて印刷ジョブが自動的にキャンセルされると,画面を操作できるようになります。
マウスの右クリックで表示されるメニューから印刷を実行すると,メニューの印刷ボタンが印刷される場合があります。印刷開始までの待ち時間に1以上の値を設定することで,メニューの印刷ボタンが印刷されることを防ぎます。パラメタの指定を省略すると,0が仮定されます。
XMAP3/Web for Cosminexusを利用したシステムでは,C/S構成やスタンドアロン構成と仮定値が異なる定義項目があります。XMAP3/Web for Cosminexusで仮定値が異なる定義項目を次の表に示します。
表15-4 XMAP3/Web for Cosminexusで仮定値が異なるX3PCONFの定義項目
| 表示・印刷環境ファイルでの記述形式 | 意味 | XMAP3/Web for Cosminexusでの仮定値 |
|---|---|---|
| *.PCFPTH | PDFファイルの出力先フォルダの設定 | 次のフォルダが仮定されます。
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