画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
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(1) 仮想端末名ファイルの格納場所
- Windowsの場合
XMAP3インストールフォルダ\ETC\X3MWHOST
- UNIXの場合
/etc/opt/HIXMAP/XMAPhosts
(2) 仮想端末名ファイルの記述形式
仮想端末名;デバイス;ホスト名;サービス番号;サービス名〔;AP環境ファイル名〕
|
- 仮想端末名
- APで指定する仮想端末名を,英字で始まる8文字以内の半角英数字で指定します。AP中で仮想端末名の指定を省略すると,スタンドアロン端末が仮定されます。C/S構成の場合は,ここで指定した仮想端末名を必ずAP中で指定してください。
- デバイス
- 仮想端末名に対応する画面やプリンタの大分類となるデバイスを指定します。デバイスの分類を次の表に示します。
表7-2 デバイスの分類
| 分類 |
デバイス |
備考 |
| 画面 |
XDSP |
画面共通(CUI,GUI画面)※に使用できる |
| XDSPS1 |
CUI画面だけ |
| XDSPM1 |
GUI画面だけ |
| プリンタ |
XPRT |
プリンタ共通(シリアルインパクト,ページプリンタ)※ |
| XPRTL1 |
シリアルインパクト けい線帳票 |
| XPRTP1 |
ページプリンタ 網掛け帳票 |
| XPRTL3 |
シリアルインパクト プレプリント帳票 |
| XPRTP3 |
ページプリンタ グラフィック帳票 |
- 注※
- マッピングライブラリ使用時に,AP中で指定した物理マップ名のIDによって選択されます。COBOLのAPでは,このデバイス名を用いてください。
- ホスト名
- Windows版XMAP3の場合
- 「Windows」で固定です。
- UNIX版XMAP3の場合
- 「**」または自マシンのホスト名を英字で始まる32文字以内(半角)で指定します。ただし,/etc/hostsファイル中に定義したホスト名を指定します。
- サービス番号
- Windows版XMAP3の場合
- ディスプレイは9000を,プリンタは9001を指定します。
- UNIX版XMAP3の場合
- 0を指定します。
- サービス名
- サービス名ファイル中に定義した表示・印刷サービス名を指定します。
- 仮想端末の自動割り当てをする場合は,「**」と指定してください。
- 画面表示の場合はDISPLAY環境変数,帳票印刷の場合はPRINTER環境変数の設定値がサービス名として扱われます。
- AP環境ファイル名
- AP環境ファイル名を指定します。この項目を省略すると,標準で提供するAP環境ファイル名が指定されます。
(3) 仮想端末名ファイルの注意
仮想端末名ファイルを編集するときの注意を次に示します。
- サービス名は実行環境に合わせて変更してください。
- 仮想端末の定義を増やす場合は,仮想端末名が重複しないように設定してください。
- 一つのAPで起動した端末に画面を表示する場合,表示サービス名に「**」を指定してください。この場合,XMAP3は起動したいクライアント端末に画面を表示します。
- 一つのAPで起動したプリンタに印刷する場合,印刷サービス名に「**」を指定してください。この場合,XMAP3は起動したいクライアント端末に接続されたプリンタで帳票を印刷します。
- 改行動作は必ず改行キーを使用してください。
- Windowsの場合のレコード長
一つの仮想端末の設定情報は,1レコード(511バイト以内)に記述してください。ファイル中の先頭から1,000レコードが実行時に有効になります。1レコードが512バイト以上の場合,またはファイルサイズが32,768バイト以上の場合はマッピングライブラリを起動できません。また,レコード内の各項目が不正な場合,仮想端末の定義は無効となります。
- UNIXの場合のレコード長
仮想端末名ファイルは,1レコード(255バイト以内)に記述してください。ファイル中に記述できるレコード数は1,000レコードまでです。ただし,1レコードが256バイト以上の場合は,マッピングライブラリを起動できません。また,レコード内の各項目が不正な場合や1,000レコードを超えた仮想端末名は無視されます。
(4) 仮想端末名ファイルの設定例
設定の一例を次に示します。
スタンドアロン構成で,標準プリンタに印刷する場合
AP中での仮想端末名がPRT001で,プリンタ構成ファイルで指定したプリンタデバイス名が#PRT1
AP中での仮想端末名がPRT002で,プリンタ構成ファイルで指定したプリンタデバイス名が#PRT2
PRT001;XPRT;windows;9001;#PRT1
PRT002;XPRT;windows;9001;#PRT2
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- 注
- AP環境ファイル名は省略しています。
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