Bibliotheca21 Version 2 Standard

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

5.1.3 文書の収集を実行する

文書の収集を実行する操作手順について説明します。

  1. 「定義ウィザード(2/2)新規収集及びスクリプト生成」画面を開きます。
    「定義ウィザード(2/2)新規収集及びスクリプト生成」画面を次に示します。

    図5-13 「定義ウィザード(2/2)新規収集及びスクリプト生成」画面

    [図データ]

  2. 必要に応じて,「新規収集」または「スクリプト生成」のチェックボックスをチェックします。
    新規収集
    「新規収集」を選択すると,収集環境定義ウィザードの終了後,収集先に対する新規収集が開始されます。「新規収集」を選択しないと,収集環境だけが作成され,収集先の文書は収集されません。
    ただし,文書収集コマンドを使用して文書を収集する場合,収集環境定義ウィザードでの新規収集の実行は不要です。
    スクリプト生成
    「スクリプト生成」を選択すると,Windowsのatコマンドを利用して定期的に差分収集を実行するためのスクリプトが生成されます。定期的な差分収集を実行したい場合は「スクリプト生成」を選択して,差分収集の実行に関する次の項目を指定してください。文書収集コマンドを使用して文書を収集する場合は,「スクリプト生成」を必ず選択してください。
    • 実行時刻
      差分収集を実行する時間の時および分の単位の値を指定します。
    • 実行間隔
      差分収集を実行する間隔を,次の三つから選択します。
      毎日
      毎週:実行する曜日を指定します。
      毎月:実行する日にちを指定します。
      なお,Bibliotheca21とBibliotheca21 for Portalを連携して文書検索システムを運用する場合,差分収集の実行間隔を予約検索の実行間隔より短く,または同じにすると,予約検索を効率良く実行できます。
    • 出力先ディレクトリ
      生成したスクリプトを出力するディレクトリを指定します。
      出力先ディレクトリの指定は[参照]ボタンをクリックしてフォルダダイアログから選択するか,フルパス名を入力エリアに直接入力します。
      出力先ディレクトリには,半角英数字,全角文字,および次に示す半角記号で構成されたディレクトリを指定してください。
      _(アンダーバー),△(スペース),.(ドット),:(コロン),\(円記号)
     
    「定義ウィザード(2/2)収集環境及びスクリプト生成」画面の指定例を次に示します。

    図5-14 「定義ウィザード(2/2)新規収集及びスクリプト生成」画面(指定終了後)

    [図データ]

  3. [完了]ボタンをクリックします。
    「Bibliotheca21 環境定義」画面が表示されます。
    • 「新規収集」を選択した場合,収集先に対して新規収集が開始されます。
    • 「スクリプト生成」を選択した場合,指定した出力先ディレクトリにatcmd.batおよびscript.batが出力されます。
    「Bibliotheca21 環境定義」画面(設定完了後)を次に示します。

    図5-15 「Bibliotheca21 環境定義」画面(設定完了後)

    [図データ]

  4. 「スクリプト生成」を選択した場合,atcmd.batを実行します。
    Windowsのatコマンドによって差分収集がスケジューリングされます。
    • atcmd.batの実行方法については,「付録D.1 ジョブの追加方法」を参照してください。
    • 収集先にネットワークドライブを指定して差分収集を実行する場合,差分収集のジョブの設定を変更する必要があります。なお,ジョブの設定の変更方法については,「付録D.4 ジョブの設定の変更方法」を参照してください。
      atcmd.batおよびscript.batの出力例を示します。
    atcmd.batの出力例
    at 22:30 /EVERY:F "C:\tmp\script.bat"
    script.batの出力例
     
    "C:\Program Files\HITACHI\Bib21\Collector\bin\BIBcollectDoc.exe" -c Plandpt_shsv020 -m diff
    if not errorlevel 0 exit
    if errorlevel 2 exit
    "C:\Program Files\HITACHI\Bib21\Collector\bin\BIBregistDoc.exe" -c Plandpt_shsv020
    if not errorlevel 0 exit
    if errorlevel 2 exit
    "C:\Program Files\HITACHI\Bib21\Collector\bin\BIBadjustmentDoc.exe" -c Plandpt_shsv020 -m new -v
    if not errorlevel 0 exit
    if errorlevel 2 exit
    "C:\Program Files\HITACHI\Bib21\Collector\bin\BIBextendDoc.exe" -c Plandpt_shsv020 -m next
    なお,上記の出力例は次の条件が指定されていることが前提となっています。
    • 収集環境の名前
      plandpt_shsv020
    • 実行時刻
      22時30分
    • 実行間隔
      毎週金曜日
    • 出力先のディレクトリ
      C:\tmp
      注意
      Bibliotheca21のバージョン02-31以前に作成したスクリプトの場合は,整合性が確保されていないときがあります。次のどれかの対処を実施することをお勧めします。