Bibliotheca21 Version 2 Standard
文書の整合性を確保するには,Bibliotheca21が提供する文書の整合性確保コマンド(BIBadjustmentDocコマンド)を実行します。
なお,データベースに登録されている文書でも整合性確保の対象に含まれない場合があります。整合性確保の対象に含まれない文書の詳細については,(2) 整合性確保機能に関する注意事項を参照してください。
Bibliotheca21では,次の2種類の動作モードで文書の整合性確保を実行できます。
文書の整合性確保機能の動作モードは,BIBadjustmentDocコマンドのオプションで指定します。なお,BIBadjustmentDocコマンドで指定するオプションの詳細については,「付録C.6 文書の整合性確保コマンド(BIBadjustmentDocコマンド)の文法」を参照してください。
分割情報ファイルのデータベース情報が,指定された収集環境に対応するデータベース情報と一致しない場合は,整合性確保は実行されません。この場合は,収集環境の設定を確認するか,新規モードで再度実行してください。
ここでは,Bibliotheca21の整合性確保の分割実行機能について説明します。
分割実行機能とは,整合性確保の対象になる文書を数回に分けて,整合性確保を実行する機能です。整合性確保の対象になる文書が多い場合に分割実行機能を使用することで,整合性を確保する文書の数および整合性確保に掛かる時間を制限できます。
分割する単位は,整合性確保を実行する文書数または処理時間から選択できます。分割する単位はBIBadjustmentDocコマンドのオプションで指定します。文書数単位で分割した場合は,整合性を確保した文書だけをカウントします。また,処理時間単位で分割した場合は,指定された時間になった時点で整合性を確認している文書の処理が終わってから整合性確保の処理を終了します。なお,分割実行中にデータベースに登録された文書は,分割実行が完了するまで整合性確保の対象に含まれません。この文書を整合性確保の対象にするには,新規モードで整合性確保を実行してください。
整合性確保機能に関する注意事項を次に示します。
Bibliotheca21で整合性確保の対象になるのは,データベースに登録されている文書です。ただし,次の場合はデータベースに登録されている文書でも整合性確保の対象に含まれないことがあります。
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