Hitachi

DABroker


6.1.2 障害情報の取得

次のような場合は,システム管理者が保守員に連絡してください。

保守員に連絡する場合は,次に示す障害情報をコピーして保存してください。

UNIXの場合は,DABroker運用ディレクトリにある.HTC_2340.infについても取得してください。

〈この項の構成〉

(1) DABrokerのトラブルシュート情報

(a) スプール情報

DABroker運用ディレクトリのspoolディレクトリ下のすべてのファイルをコピーして保存してください。

  • メッセージログ

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/spool/dabsv.log,及びdabsv.logold

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\spool\dabsv.log,及びdabsv.logold

  • データベースアクセストレース,拡張データベースアクセストレース

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/spool/db_access下のファイル

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\spool\db_access下のファイル

  • 通信トレース

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/spool/dabcltrc

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\spool\dabcltrc

  • イベントトレース

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/spool/dabevttrcXXX1,及びdabevttrcXXX2

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\spool\dabevttrcXXX1,及びdabevttrcXXX2

    イベントトレースの取得形式については,「6.3.1 イベントトレースの取得形式(共通)」を参照してください。

  • XAトレース

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/spool/db_xainfo.log

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\spool\db_xainfo.log

(b) DABrokerの定義ファイル

次のファイルをコピーして保存してください。

  • DABroker動作環境定義ファイル

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/conf/dasysconf

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\conf\dasysconf

  • 接続先データベース定義ファイル

    障害対策用として保存するファイルには,パスワードなどの公開できない情報は削除しておくことをお勧めします。

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/conf/dadbenv

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\conf\dadbenv

  • 運用情報ファイル(UNIX)

    /opt/DABroker/.dabrokerenv

  • コネクションマルチ定義ファイル

    UNIX:

    DABroker運用ディレクトリ/conf/damconenv

    Windows:

    DABroker運用ディレクトリ\conf\damconenv

(c) トレースを取得している場合

トレースの取得を設定している場合は,データベースアクセストレース,通信トレースをファイルに出力して保存してください。

(2) システムのトラブルシュート情報

(a) UNIXの場合

  • システムログファイル

    システムログファイルをコピーして保存してください。

    HP-UX:

    /var/adm/syslog/syslog.log

    Solaris:

    /var/adm/messages

    Linux:

    /var/log

    AIX:

    /var/adm/ras

  • システムダンプ

    DABrokerの異常終了時の情報がcoreファイルに格納されています。この情報をコピーして保存してください。標準では,開発したアプリケーションを起動したディレクトリに格納されますが,格納先はアプリケーションに依存します。

(b) Windowsの場合

  • イベントログ

    イベントログをファイルに取得してください。取得方法は次のとおりです。

    • Windowsの[管理ツール]から[イベントビューア]を開く。

    • [ログ]メニューの[アプリケーション]を選択し,表示をアプリケーションに変更する。

    • [ログ]メニューの[名前をつけて保存]を選択し,ログをファイルに保存する。

(3) エージェント機能のトラブルシュート情報

(a) エージェントの表示情報

UNIXの場合

dabagtreginfoコマンドとdabagtexeinfoコマンドを実行して,エージェントの登録情報と実行情報をそれぞれ取得してください。

dabagtreginfoコマンドとdabagtexeinfoコマンドについては,「3.8.3 エージェント登録情報の表示」を参照してください。

Windowsの場合

エージェント情報表示ユティリティを実行して「エージェント実行一覧」,「エージェント登録一覧」のハードコピーを取得してください。

エージェント情報表示ユティリティについては,「4.9.3(1) エージェント登録一覧ユティリティの実行」を参照してください。

(b) エージェントのログ

エージェントのログファイルをコピーして保存してください。

  • DABroker動作環境定義ファイルDABAGTの使用の作業ディレクトリに指定したディレクトリ\agtlogfile,及びagtlogfile.old

DABAGTは,DABroker動作環境定義ファイルのエージェント機能の使用で指定する作業ディレクトリです。DABroker動作環境定義ファイルについては,次の箇所を参照してください。

UNIXの場合:「3.4 DABrokerの動作環境の設定

Windowsの場合:「4.4 DABroker環境設定

エージェントログの取得形式と取得内容については,「6.3.2 エージェントログの取得形式と取得内容(共通)」を参照してください。

(c) エージェント機能のファイル

次に示すエージェント機能のファイルをコピーして保存してください。

  • DABAGTに指定したディレクトリ下のすべてのファイル

    • REGaaaa.*

    • RCTRL.*

    • EXEbbbb.*

    • ECTRL.*

    • RESbbbb.*

    • timer_que.*

DABAGTは,DABroker動作環境定義ファイルのエージェント機能の使用で指定する作業ディレクトリです。DABroker動作環境定義ファイルについては,次の箇所を参照してください。

UNIXの場合:「3.4 DABrokerの動作環境の設定

Windowsの場合:「4.4 DABroker環境設定

(4) XAインタフェースでのトラブルシュート情報

XAインタフェースでのトラブルシュート情報は,XAトレースファイルとして取得します。

XAトレースファイルは次のファイルに取得されます。

UNIX:DABroker運用ディレクトリ/spool/db_xainfo.log

Windows:DABroker運用ディレクトリ\spool\db_xainfo.log

XAトレースの取得方法については,次の箇所を参照してください。

UNIXの場合:「3.4 DABrokerの動作環境の設定

Windowsの場合:「4.4 DABroker環境設定

XAトレースの取得形式については,「6.3.3 XAトレースの取得形式(共通)」を参照してください。