5.1.2 クライアントからの接続先の指定
- 〈この項の構成〉
(1) DABroker関連製品を使用する場合
アプリケーションは接続先データベース定義ファイルを使用して,データベースにアクセスします。接続先データベース定義ファイルについては,次の箇所を参照してください。
UNIXの場合:「3.6 DABroker接続先データベースの定義」
Windowsの場合:「4.6 DABroker接続先データベース定義」
なお,アプリケーションでの接続先データベースの指定方法については,各DABroker関連製品のマニュアルを参照してください。
(2) DBPARTNER,HITSENSER5,DBPARTNER Library,又はXDM/RD外部表を使用する場合
クライアントからデータベースのアクセスを要求する場合は,使用するDABrokerやデータベースのネットワーク上での位置を指定する必要があります。どこで指定するかを次に示します。
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サーバ(DABrokerが組み込まれたマシン)のホスト名
クライアントで指定します。
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使用するデータベース
クライアント,又はデータベースの定義で指定します。
ただし,UNIXで,HiRDB又はORACLEにアクセスする場合は,DABrokerの動作環境定義ファイルで各データベースの設定項目を一つ指定します。クライアントでデータベースの指定が省略された場合は,ここで指定されたデータベースにアクセスします。なお,DABroker動作環境定義ファイルで指定したデータベースとクライアントで指定されたデータベースとが異なる場合は,クライアントで指定されたデータベースにアクセスします。
各データベースの設定項目については,次の箇所を参照してください。
HiRDBの場合:「3.5.4 HiRDBの設定」
ORACLEの場合:「3.5.5 ORACLEの設定」
(3) Database Connection Serverを使用する場合
Database Connection Serverを使ってデータベースにアクセスするには,接続先データベース定義ファイルとコネクションマルチ定義ファイルに,接続条件などを定義しておく必要があります。接続先データベース定義ファイルについては次の箇所を参照してください。
UNIXの場合:「3.6 DABroker接続先データベースの定義」
Windowsの場合:「4.6 DABroker接続先データベース定義」
コネクションマルチ定義ファイルについては次の箇所を参照してください。
UNIXの場合:「3.9 DABrokerコネクションマルチ定義(Database Connection Server経由のDBアクセス定義)」
Windowsの場合:「4.7 DABrokerコネクションマルチ定義(Database Connection Server経由のDBアクセス定義)」
(4) Adaptive Server Anywhere又はSQL Server(ODBC3.0)を使用する場合(Windows限定)
Adaptive Server Anywhere又はSQL Server(ODBC3.0)を使ってデータベースにアクセスするには,アクセス対象のデータベースのODBCデータソースを設定しておく必要があります。設定したデータソース名をDABrokerの接続先データベース定義,又はDBPARTNERの接続情報に設定することで,データベースにアクセスできます。
DBPARTNERからアクセスする場合には,アクセス対象のデータベースのデータソース名を,DABrokerがインストールされているマシンのシステムデータソースに設定してください。
DBPARTNERの接続情報の設定については,各製品のマニュアルを参照してください。