Hitachi

DABroker


5.1.3 エージェント機能を使用するユーザのグループ管理

エージェント機能を使用する複数ユーザをグループ化して管理できます。グループ管理すると,各エージェントの実行時にグループ外ユーザの要求を拒否できます。該当するグループIDをエージェント登録時に指定します。

図5-1にグループ管理イメージを示します。

図5‒1 グループ管理イメージ

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) グループ管理情報ファイルの作成

グループ管理で使用するファイルは,グループ管理情報ファイル\AGTGRP\gggg)です。このファイルは,エージェント機能を使用する前又は該当エージェントの処理を要求する前までに,グループIDごとにサーバで作成します。

大文字/小文字の区別はありません。グループIDの記述規則(属性)については,「5.4.5(1) エージェント機能のパラメタ一覧」を参照してください。

次にグループ管理情報ファイルの作成手順について示します。

  1. グループIDを用意する(グループIDがファイル名になります)。

  2. グループ管理情報ファイルに,該当エージェントを実行するユーザIDを記述する。1行につき,1ユーザIDを記述する。

    (記述例)

    [図データ]

    1行に記述するすべての文字はユーザIDを構成する文字としてDABrokerは認識します。

    ユーザIDとして指定していない文字を記述した場合は,DABrokerは記述したユーザIDが存在しないと判断します。

    (例)

    [図データ]

    と記述した(「USER010」の前後に空白「△」を入れた)場合,ユーザIDは「△USER010△」と認識され,「USER010」とは別ユーザIDとなります。

  3. グループIDをつけたファイル名で,\AGTGRP下に格納する。

    (例の場合:¥AGTGRP¥GRP01)

(2) グループ管理上の注意事項

エージェント登録時にグループIDを設定したが,該当するグループ管理情報ファイルが存在しない場合は,エージェント実行及び実行結果取得権限を「公開しない」として扱います。