5.2 DBPARTNERを使用する場合のスレッドのチューニング
DABrokerは,マルチスレッドに対応しています。DBPARTNERを使用する場合は,マルチスレッドの性能をチューニングする必要があります。
DBPARTNERを使用する場合,DABrokerは,接続ユーザ(データベースにアクセスする処理)ごとにスレッドを生成します。接続ユーザ数とスレッドの対応については,「2.1.2 DBPARTNERから実行するマルチスレッド」を参照してください。
チューニングは,接続ユーザ数を考慮してDABroker動作環境定義ファイルで次に示す項目に適切な値を指定してください。
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最大処理プロセス数(DABMAXPROCESS)
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1プロセスあたりの実行ユーザ数(DABBLOCKUSERS)
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最大接続ユーザ数(DABMAXUSERS)
また,最大接続ユーザ数に設定する値は次の計算式の範囲にしてください。
- (計算式)
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最大接続ユーザ数≦最大処理プロセス数×1プロセス当たりの最大接続ユーザ数
DABroker動作環境定義ファイルについては,次の箇所を参照してください。
UNIXの場合:「3.4 DABrokerの動作環境の設定」
Windowsの場合:「4.4 DABroker環境設定」