JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド

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3.4 繰り返しイベントの集約表示

JP1/IM - Viewには,同一内容のJP1イベントが連続して発行された場合に,繰り返して発行されるJP1イベントを集約して表示できる機能があります。これを繰り返しイベントの集約表示機能といいます。

この機能を使用すると,短時間に同一内容のイベントが大量に発行された場合に,ほかの重要なJP1イベントの見落としを防止できます。

この機能では,JP1/IM - Viewが連続して受信する同一内容のJP1イベントを一つに集約して,[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページまたは[重要イベント]ページに表示します。繰り返しイベントの集約表示機能は,ユーザーごとに設定できます。

繰り返しイベントの集約表示機能では,同一内容のJP1イベントを一つのイベントにまとめたイベントのことを集約イベントといいます。集約イベントには,集約を継続中のイベント(集約中イベント)と,集約が完了したイベント(集約完了イベント)の2種類があります。

また,同一内容のJP1イベントの中で最初にJP1/IM - Viewが受信したJP1イベントのことを集約開始イベント,集約開始イベント以降に受信した集約開始イベントと同一内容のJP1イベントを繰り返しイベント,繰り返しイベントがないためイベントが集約されないイベントを非集約イベントといいます。

繰り返しイベントは,[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページまたは[重要イベント]ページから表示される[関連イベント一覧(集約)]画面で確認できます。

図3-31 繰り返しイベントの確認例

[図データ]

参考
[関連イベント一覧]画面には,次の二種類の画面があります。
  • 集約イベントを表示するための画面:[関連イベント一覧(集約)]画面
  • 相関元イベントを表示するための画面:[関連イベント一覧(相関)]画面
両画面とも[イベントコンソール]画面で該当イベントを選択し,[表示]−[関連イベント一覧表示]かポップアップメニューで[関連イベント一覧表示]を選択することで表示できますが,相関イベントが集約表示されていた場合,[イベントコンソール]画面から呼び出せるのは[関連イベント一覧(集約)]画面となります。
相関元イベントを表示する場合には,[関連イベント一覧(集約)]画面からさらに[関連イベント一覧(相関)]画面を呼び出す必要があります。
<この節の構成>
3.4.1 繰り返しイベントの集約処理の仕組み
3.4.2 繰り返しイベントの集約処理の例

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