JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド

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3.3.8 発行される相関イベント

相関イベント発行条件が成立または不成立した場合に相関イベントが発行されます。発行された相関イベントは,JP1/BaseのイベントDBに登録されます。

相関イベントの属性名および属性値は任意に指定できます。変数を使って相関元イベントの任意の属性を,相関イベントの属性に引き継ぐこともできます。

発行される相関イベントの内容を次の表に示します。なお,メッセージ(B.MESSAGE)などユーザーが任意に設定できる属性については,説明していません。

表3-11 相関イベント発行機能によって発行される相関イベントの内容

属性種別 項目 属性名 内容
基本属性 イベントID ID ユーザーが定義したイベントID
0〜1FFFおよび7FFF8000〜7FFFFFFFのどれかが表示されます。
メッセージ MESSAGE ユーザーが定義したメッセージ。
拡張属性 共通情報 プロダクト名 PRODUCT_NAME /HITACHI/JP1/IM/GENERATE_EVENT
オブジェクトタイプ OBJECT_TYPE SERVICE
オブジェクト名 OBJECT_NAME EGS
事象種別 OCCURRENCE 相関イベント種別が表示されます。
相関イベントの種別に応じて,次の値が設定されます。
・相関成立:SUCCESS
・相関不成立:FAIL
固有情報 関連イベントDB内通し番号 JP1_GENERATE_SOURCE_SEQNO イベントDB内通し番号イベントDB内通し番号イベントDB内通し番号・・・
(相関元イベントのイベントDB内通し番号を半角スペースで区切ったもの)
相関イベント発行条件名 JP1_GENERATE_NAME 成立した相関イベント発行条件名

注※ 固定値です。ユーザーによる定義はできません。


発行された相関イベントを確認するには,[イベントコンソール]画面に[種別]を表示させる必要があります。[ユーザー環境設定]画面で表示する項目に[種別]を追加してください。相関イベントは[種別]にアイコン(成立の場合:「[図データ]」,不成立の場合:「[図データ]」)が表示されます。

相関イベントはJP1イベントと同様の操作,設定ができます。例えば,相関イベントの発行を契機に自動アクションを実行したり,イベント取得フィルターやユーザーフィルターなどでフィルタリングしたりできます。また,相関イベントの発行契機となった相関元イベントは,[関連イベント一覧(相関成立)]画面または[関連イベント一覧(相関不成立)]画面で一覧表示できます。

ただし,発行された相関イベントは,再度相関イベントの発行処理の対象とすることはできませんので,注意してください。

[ユーザー環境設定]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 画面リファレンス」の「2.17 [ユーザー環境設定]画面」を参照してください。

[関連イベント一覧(相関成立)]画面および[関連イベント一覧(相関不成立)]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 画面リファレンス」の「2.9 [関連イベント一覧(相関)]画面」を参照してください。

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