Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
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(1) SFdatacpを実行したが,ホームサーバ移動に失敗したユーザがいる
- 原因
- 何らかの原因でスケジュールデータの転送に失敗しています。詳細な内容は,<インストールディレクトリ>\log\agent\[処理ID]\SFdatacp.logを参照してください。
- 回復方法
- 失敗したユーザを特定するためには,親サーバ上で次のファイルを参照してください。
<インストールディレクトリ>\log\agent\[処理ID]\MVresult.tbl
処理IDは実行した年月日時分秒の14桁の名前。このファイルが存在しない場合は,「13.15 「SFdatacp」のメッセージ」を参照してメッセージに対応した対処法で回復してください。
- 次に移動前サーバ上に1で失敗したユーザのスケジュールデータ(<スケジュール格納ディレクトリ>\[ユーザID]ディレクトリ)が存在していることを確認してください。存在しない場合は,バックアップから元に戻してください。
- 親サーバ上の移動者一覧ファイルに移動に失敗したユーザのエントリが残っていることを確認してください。
- システム内すべての管理ツールサーバのサービス(「Groupmax Scheduler Server Tool」と「Groupmax Facilities Manager Tool」)が起動していることを確認して,「11.2.10 SFdatacp(ユーザのホームサーバの移動)」を参照して再度SFdatacpを実行してください。
(2) SFdatacpを実行するとエラーになる
- 原因1
- 「Groupmax Scheduler Server Tool」サービス(及び「Groupmax Facilities Manager Tool」サービス)が起動していないサーバがあります。又は,「Groupmax Scheduler Server」サービス若しくは「Groupmax Facilities Manager」サービスが起動しているサーバがあります。
- 回復方法1
- 親サーバ,及びすべての子サーバで「Groupmax Scheduler Server Tool」サービスを起動してください(Facilities Managerも使用している場合,「Groupmax Facilities Manager Tool」サービスも起動してください)。また,親サーバ,及びすべての子サーバで「Groupmax Scheduler Server」サービスと「Groupmax Facilities Manager」サービスを停止してください。その後,再度SFdatacpを実行してください。
- 原因2
- Assist連携用ホームサーバ一覧が作成されていません。
- 回復方法2
- 「9.3.3 Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してAssist連携用ホームサーバ一覧を作成してください。その後,再度SFdatacpを実行してください。
(3) SFdatacpを実行したが移動先サーバに移動したはずのユーザのスケジュールデータがない
- 原因
- 移動前のサーバに対象ユーザのスケジュールデータが存在していません。
- 回復方法
- スケジュールデータは,移動前のサーバの<スケジュール格納ディレクトリ>以下にユーザIDのディレクトリ名で格納されています。次のどちらかの状態になっていないか,取得したバックアップデータで確認してください。
- ユーザIDのディレクトリ自体が存在していない
- ユーザIDのディレクトリは存在していてもその下にファイル・ディレクトリが全く存在しない
- このどちらかの状態に当てはまった場合,ホームサーバ移動結果ファイル<インストールディレクトリ>\log\agent\[処理ID]\MVresult.tblを参照してそのユーザの処理結果が"○"になっていれば正常に処理は終了していますので問題ありません。
- 1,2のどちらにも当てはまらない場合,ユーザの処理結果は"×"になっていますので,「13.14(1) SFdatacpを実行したが,ホームサーバ移動に失敗したユーザがいる」を参照してSFdatacpを再実行してください。
(4) SFdatacp実行後,コンフィギュレーションで何らかの手動実行をした場合に「サーバで別の処理(13)が実行中です。再実行してください」というメッセージが出力され失敗する
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