Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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12.2.5 ユーザID又は施設IDの変更(ファイルモード)

ユーザID施設IDを変更する場合,次の手順に従って作業してください。スケジュールデータ・管理データ中のユーザID・施設IDが変換されます。

注意
スケジュールデータ・管理データの変換作業中は,必ずScheduler Server及びFacilities Managerを停止してください。
<この項の構成>
(1) 事前準備(クライアント側の設定変更)
(2) ユーザIDを変更する手順(Address Serverと連携している場合)
(3) ユーザIDを変更する手順(Address Serverと連携していない場合)
(4) 施設IDを変更する手順

(1) 事前準備(クライアント側の設定変更)

Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを使用する場合,事前にすべてのクライアントで次の手順を実施します。

  1. Scheduler Client(又はFacilities Manager Client)を起動します。
  2. 「ツール」−「環境設定」を選択します。
  3. 「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」にします。
  4. Scheduler Client(又はFacilities Manager Client)を終了します。
    終了時に次のメッセージが出力された場合は,「はい」を選択してください。
     『現在クライアントにあるユーザ情報をサーバに保存しますか?
      [注意]「はい」を選択すると別のクライアントPCから既にサーバに
      保存している場合,上書きされます。』

注意事項
クライアント側で上記の設定変更を実施できない場合は,ユーザID(施設ID)変更作業後に,エンドユーザが終了保存しているタブ情報とローカルグループからIDが変更になったユーザ又は施設を削除してください。

(2) ユーザIDを変更する手順(Address Serverと連携している場合)

Address Serverと連携した運用環境でユーザIDを変更する場合,次の手順に従って作業してください。Facilities Managerを使用していない場合,次の手順のFacilities Managerに関する操作は不要です。

  1. 次に示すサービスを停止してください。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager
    • Groupmax Facilities Manager Tool
  2. スケジュールデータ・管理データのバックアップをとります。詳細は「付録F(1) バックアップの取得」を参照してください。
  3. すべてのサーバで対象ユーザについて,「codechg」コマンドを実行してください。
    「codechg」コマンドについては,「11.2.6 codechg(ユーザ(施設)IDの変換)」を参照してください。
  4. Address Server上でユーザIDを変更してください。
    Address ServerではユーザIDの変更はできないため,一度変更前のユーザを削除してから,新たに変更後のユーザを追加してください。
  5. 親サーバで,「コンフィギュレーション」から,「ユーザ情報再作成」を実行してください。
    「ユーザ情報再作成」については,「3.2.2(2) 手動実行」を参照してください。
  6. 次に示すサービスを起動してください。
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager Tool
  7. マルチサーバ構成時の場合は,すべての子サーバで「管理データ取得」を実行してください。
    「管理データ取得」については,「3.2.2(2) 手動実行」を参照してください。
  8. 次に示すサービスを起動してください。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager

(3) ユーザIDを変更する手順(Address Serverと連携していない場合)

Address Serverと連携していない運用環境で,ユーザIDを変更する場合,次の手順に従って作業してください。Facilities Managerを使用していない場合,次の手順のFacilities Managerに関する操作は不要です。

  1. 次に示すサービスを停止してください。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager
    • Groupmax Facilities Manager Tool
  2. スケジュールデータ・管理データのバックアップをとります。詳細は「付録F(1) バックアップの取得」を参照してください。
  3. すべてのサーバで対象ユーザについて,「codechg」コマンドを実行してください。
    「codechg」コマンドについては,「11.2.6 codechg(ユーザ(施設)IDの変換)」を参照してください。
  4. 次に示すサービスを起動してください。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager
    • Groupmax Facilities Manager Tool

(4) 施設IDを変更する手順

施設IDを変更する場合,次の手順に従って作業してください。Facilities Managerを使用していない場合,次の手順のFacilities Managerに関する操作は不要です。

  1. 次に示すサービスを停止してください。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager
    • Groupmax Facilities Manager Tool
  2. スケジュールデータ・管理データのバックアップをとります。詳細は「付録F(1) バックアップの取得」を参照してください。
  3. すべてのサーバで対象ユーザについて,「codechg」コマンドを実行してください。
    「codechg」コマンドについては,「11.2.6 codechg(ユーザ(施設)IDの変換)」を参照してください。
  4. 次に示すサービスを起動してください。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager
    • Groupmax Facilities Manager Tool