Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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12.1.8 サーバ台数増加手順(DBモード)

Scheduler Serverの台数を増加する場合(スレーブサーバを1台追加する場合)の手順を示します。

  1. マスターサーバ,スレーブサーバで次のサービスが開始されている場合,管理ツールのサービスから次のサービスを停止します。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager
  2. マスターサーバ及びスレーブサーバで,次のディレクトリとファイルのバックアップを取得します。
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\log
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\AppoSV.ini(存在する場合)
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\SFagent.ini(マスターサーバだけ。存在する場合)
  3. 新スレーブサーバにマスターサーバと同じバージョンのScheduler Server及びFacilities Managerをインストールします。
  4. 新スレーブサーバでAppoSV.iniを設定します。
    AppoSV.iniの設定については,「7.4 AppoSV.iniへのDBモードの設定」を参照してください。
  5. マスターサーバ及びスレーブサーバで,次に示すDBMode.batを実行し,DBモードへ切り替えます。
    <インストールディレクトリ>\bin\DBMode.bat
    DBMode.batの実行については,「3.2.1 運用モードの決定」を参照してください。
  6. 新スレーブサーバで「コンフィギュレーション」を起動し,各項目を設定します。
    新スレーブサーバで<Address Serverインストールディレクトリ>\Groupmax\GroupApp\item.defファイルが存在する場合は削除します。削除した場合は,スレーブサーバと同じサーバマシンのAddress Serverの再起動が必要です。
  7. Address Server上で,追加する新スレーブサーバをホームサーバとするユーザのホームサーバ名を変します。
  8. マスターサーバで,変更通知ファイルが出力されていることを確認した上で,変更通知情報取得を実行します。
    変更通知ファイルの格納場所は次のとおりです。
    • 格納先:<Address Serverインストールフォルダ>\Groupmax\GroupApp
    • ファイル名:8桁の整数
  9. Assist連携機能を使用している場合は,Assist連携用ホームサーバ一覧を変更してください。
    Assist連携用ホームサーバ一覧については,「9.3.3 Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してください。
  10. マスターサーバ及びスレーブサーバの管理ツールのサービスから,次のサービスを開始します。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager

<クライアントで必要な作業>
AppoSV.iniファイルのHomeServerパラメタに設定するサーバ名が変更になる場合は,クライアントで次の手順を実施してください。
  • Scheduler Client又はFacilities Manager Client
    サーバホスト名の変更作業前又は作業後に,すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
    1. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを起動します。
    2. 「ツール」−「環境設定」を選択します。
    3. 「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」にします。
    4. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを終了します。
    終了時に次のメッセージが出力された場合は,「はい」を選択します。
    『現在クライアントにあるユーザ情報をサーバに保存しますか?
     [注意]「はい」を選択すると別のクライアントPCから既にサーバに
     保存している場合,上書きされます。』
  • Groupmax Client Light又はGroupmax Client Light Ex 07-52以前
    サーバホスト名の変更作業前又は作業後に,すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
    1. サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を閉じる。
    2. メンバツリーからメンバを選択してスケジュール画面を開き直す。
注意事項
上記の手順を実施しない場合,サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を操作した際に,次の現象が発生する場合があります。
  • スケジュールの表示に失敗する
  • 予約に失敗する
  • 自分又は上司のスケジュールを登録できない
  • 自分又は上司のスケジュールを削除できない
  • 自分又は上司のスケジュールの回答ができない