Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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7.4 AppoSV.iniへのDBモードの設定

すべてのサーバのAppoSV.iniを編集し,DBモードの動作に必要な設定を実施します。

AppoSV.iniの格納場所は次のとおりです。AppoSV.iniが存在しない場合は作成してください。

<Scheduler Serverインストールフォルダ>\bin\AppoSV.ini

AppoSV.iniに設定する内容を次に示します。

表7-3 AppoSV.iniに設定する内容

項番 セクション パラメタ 設定値 省略時又は異常値に対して設定される値
1 DB HomeServer 設定対象のサーバ自体のホスト名を設定します。ここで設定したホスト名がクライアントに返すデータに設定され,クライアントからScheduler Serverへ通信する際のホスト名として使用されます。DBモードで動作する場合は,必ず指定してください。
設定するホスト名は,Address Serverで各ユーザのSchedulerホームサーバ名として使用されているホスト名を指定してください。Address Serverで使用しているSchedulerホームサーバ名と異なるホスト名を指定した場合,次の現象が発生するおそれがあります。
  • スケジュールの表示でエラーになる
  • 他人に対して予約できない
  • 自分のスケジュールに対する登録,更新,削除,回答ができない
  • 上司のスケジュールに対する登録,更新,削除,回答ができない
2 SVMaxConnect Scheduler ServerとHiRDBとの最大接続数(=最大プロセス・スレッド数)を1〜64の範囲で指定します。 5
3 RMSVMaxConnect Facilities ManagerとHiRDBとの最大接続数(=最大プロセス・スレッド数)を1〜64の範囲で指定してください。 5
4 EnvironmentGroup クライアント環境変数グループ名を30バイト以内で指定します。クライアント環境変数グループとは,HiRDBクライアントの環境変数をグループとして登録したものです。
指定を省略した場合は,HiRDB.iniの設定が適用されます。
5 CMDEnvironmentGroup コマンドを実行するために,クライアント環境変数グループ名を30バイト以内で指定します。クライアント環境変数グループとは,HiRDBクライアントの環境変数をグループとして登録したものです。
次の場合は,EnvironmentGroupパラメタの設定値が適用されます。
  • パラメタの指定がない
  • パラメタ値がない
  • 指定したクライアント環境変数グループ名が存在しない
6 TimeZone タイムゾーン切り替え機能に対応したクライアントと未対応のクライアントを混在させて使用する場合,タイムゾーン切り替え機能に未対応のクライアントが前提とするタイムゾーンを指定します。
デフォルトタイムゾーンについては,「7.5(3)(a) デフォルトタイムゾーンの決定」を参照してください。
GMT+09:00

(凡例)
−:該当なし

注※
パラメタの設定値は,次の式を満たすよう設定してください。
全サーバのSVMaxConnectの設定値+RMSVMaxConnectの設定値+1
 ≦ HiRDBのシステム共通定義pdsysのpd_max_usersの値

AppoSV.iniファイルの設定値の詳細は,「3.2.6 AppoSV.iniファイルの設定値一覧」を参照してください。