Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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12.1.4 サーバリプレース手順(DBモード)

<この項の構成>
(1) サーバリプレース手順(シングルサーバ構成)
(2) サーバリプレース手順(マルチサーバ構成)

(1) サーバリプレース手順(シングルサーバ構成)

Scheduler Serverがインストールされたマシンをリプレースするための手順を示します。

  1. 旧サーバで次のサービスが開始されている場合,管理ツールのサービスから次のサービスを停止します。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager
  2. 変更通知ファイルが存在する場合には,変更通知情報取得を実行します。
    変更通知ファイルの格納場所は次のとおりです。取得方法については,「6.2.1(4) Address Serverの変更通知情報取得方法」を参照してください。
    • 格納先:<Address Serverインストールフォルダ>\Groupmax\GroupApp
    • ファイル名:8桁の整数
  3. Address Serverを停止します。
  4. 旧サーバで次のディレクトリとファイルのバックアップを取得します。
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\log
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\AppoSV.ini(存在する場合)
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\SFagent.ini(存在する場合)
  5. 旧サーバで「コンフィギュレーション」を起動し,各設定の控えをとります。
  6. マスターサーバのIPアドレスが変更になる場合は,旧マスターサーバで「コンフィギュレーション」を起動し,マスターサーバIPアドレスをクリアします。
  7. 新サーバに旧サーバと同じバージョンのScheduler Server及びFacilities Managerをインストールします。
    マスターサーバにはObject Server及びAddress Serverもインストールしてください。設定方法は,それぞれの「システム管理者ガイド」を参照してください。
  8. 新マスターサーバ及び新スレーブサーバで,次に示すDBMode.batを実行し,DBモードへ切り替えます。
    <インストールディレクトリ>\bin\DBMode.bat
    DBMode.batの実行については,「3.2.1 運用モードの決定」を参照してください。
  9. 旧サーバから,次のディレクトリとファイルを新サーバにコピーします。
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\log
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\AppoSV.ini(存在する場合)
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\SFagent.ini(存在する場合)
      注意
      FTPで転送する場合には,バイナリモードで転送してください。
  10. 新サーバで「コンフィギュレーション」を起動し,各設定を確認します。
    設定が異なる場合は,手順5で控えた設定に変更します。
  11. 次のファイルが存在することを確認します。
    <Address Serverインストールディレクトリ>\Groupmax\GroupApp\item.def
  12. Address Serverを起動します。
  13. 新サーバでサーバ名を変更する場合は,Address Serverの運転席でサーバ名を変更します。
  14. 新サーバでサーバ名を変更する場合は,AppoSV.iniの[DB]セクションのHomeServerパラメタの値を変更後のホームサーバ名に変更します。
  15. Assist連携機能を使用している環境で,旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合は,Assist連携用ホームサーバ一覧を変更してください。
    Assist連携用ホームサーバ一覧については,「9.3.3 Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してください。
  16. 新サーバの管理ツールのサービスから,次のサービスを開始します。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager

<クライアントで必要な作業>
AppoSV.iniファイルのHomeServerパラメタに設定するサーバ名が変更になる場合は,クライアントで次の手順を実施してください。
  • Scheduler Client又はFacilities Manager Client
    サーバホスト名の変更作業前又は作業後に,すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
    1. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを起動します。
    2. 「ツール」−「環境設定」を選択します。
    3. 「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」にします。
    4. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを終了します。
    終了時に次のメッセージが出力された場合は,「はい」を選択します。
    『現在クライアントにあるユーザ情報をサーバに保存しますか?
     [注意]「はい」を選択すると別のクライアントPCから既にサーバに
     保存している場合,上書きされます。』
  • Groupmax Client Light又はGroupmax Client Light Ex 07-52以前
    サーバホスト名の変更作業前又は作業後に,すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
    1. サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を閉じる。
    2. メンバツリーからメンバを選択してスケジュール画面を開き直す。
注意事項
上記の手順を実施しない場合,サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を操作した際に,次の現象が発生する場合があります。
  • スケジュールの表示に失敗する
  • 予約に失敗する
  • 自分又は上司のスケジュールを登録できない
  • 自分又は上司のスケジュールを削除できない
  • 自分又は上司のスケジュールの回答ができない

(2) サーバリプレース手順(マルチサーバ構成)

Scheduler Serverがインストールされたマシンをリプレースするための手順を示します。

  1. 旧マスターサーバ及び旧スレーブサーバで次のサービスが開始されている場合,管理ツールのサービスから次のサービスを停止します。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager
  2. 旧マスターサーバに変更通知ファイルが存在する場合には,変更通知情報取得を実行します。
    変更通知ファイルの格納場所は次のとおりです。
    • 格納先:<Address Serverインストールフォルダ>\Groupmax\GroupApp
    • ファイル名:8桁の整数
  3. Address Serverを停止します。
  4. 旧マスターサーバ及び旧スレーブサーバで,次のディレクトリとファイルのバックアップを取得します。
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\log
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\AppoSV.ini(存在する場合)
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\SFagent.ini(マスターサーバだけ。存在する場合)
  5. 旧マスターサーバ及び旧スレーブサーバで「コンフィギュレーション」を起動し,各設定の控えをとります。
  6. マスターサーバのIPアドレスが変更になる場合は,旧マスターサーバで「コンフィギュレーション」を起動し,マスターサーバIPアドレスをクリアします。
  7. 新マスターサーバ及び新スレーブサーバに,旧サーバと同じバージョンのScheduler Server及びFacilities Managerをインストールします。
    新マスターサーバにはObject Server及びAddress Serverもインストールします。設定方法は,それぞれの「システム管理者ガイド」を参照してください。
  8. 新マスターサーバ及び新スレーブサーバで,次に示すDBMode.batを実行し,DBモードへ切り替えます。
    <インストールディレクトリ>\bin\DBMode.bat
    DBMode.batの実行については,「3.2.1 運用モードの決定」を参照してください。
  9. 旧マスターサーバ及び旧スレーブサーバから,次のディレクトリとファイルを新マスターサーバ及び新スレーブサーバにそれぞれコピーします。
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\log
    • <Scheduler Serverインストールディレクトリ>\bin\AppoSV.ini(存在する場合)
    • <インストールディレクトリ>\bin\SFagent.ini(マスターサーバだけ。存在する場合)
      注意
      FTPで転送する場合には,バイナリモードで転送します。
  10. 新マスターサーバ及び新スレーブサーバで「コンフィギュレーション」を起動し,各設定を確認します。
    この時,必ず新マスターサーバの「コンフィギュレーション」を最初に起動します。設定が異なる場合は,手順5で控えた設定に変更します。
  11. マスターサーバでは次のファイルが存在することを確認します。
    <Address Serverインストールディレクトリ>\Groupmax\GroupApp\item.def
  12. 新スレーブサーバで<Address Serverインストールディレクトリ>\Groupmax\GroupApp\item.defファイルが存在する場合は削除します。
    このファイルを削除した場合は,新スレーブサーバと同じサーバマシンのAddress Serverの再起動が必要です。
  13. Address Serverを起動します。
  14. 新サーバでサーバ名を変更する場合は,Address Server上で該当ユーザのホームサーバ名を変更します。
  15. 新サーバでサーバ名を変更する場合は,AppoSV.iniの[DB]セクションのHomeServerパラメタの値を変更後のホームサーバ名に変更します。
  16. Assist連携機能を使用している環境で,旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合は,Assist連携用ホームサーバ一覧を変更してください。
    Assist連携用ホームサーバ一覧については,「9.3.3 Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してください。
  17. 新マスターサーバ及び新スレーブサーバの管理ツールのサービスから,次のサービスを開始します。
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager

<クライアントで必要な作業>
AppoSV.iniファイルのHomeServerパラメタに設定するサーバ名が変更になる場合は,クライアントで次の手順を実施してください。
  • Scheduler Client又はFacilities Manager Client
    サーバホスト名の変更作業前又は作業後に,すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
    1. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを起動します。
    2. 「ツール」−「環境設定」を選択します。
    3. 「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」にします。
    4. Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを終了します。
    終了時に次のメッセージが出力された場合は,「はい」を選択します。
    『現在クライアントにあるユーザ情報をサーバに保存しますか?
     [注意]「はい」を選択すると別のクライアントPCから既にサーバに
     保存している場合,上書きされます。』
  • Groupmax Client Light又はGroupmax Client Light Ex 07-52以前
    サーバホスト名の変更作業前又は作業後に,すべてのクライアントで次の手順を実施してください。
    1. サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を閉じる。
    2. メンバツリーからメンバを選択してスケジュール画面を開き直す。
注意事項
上記の手順を実施しない場合,サーバホスト名の変更前から保存していたスケジュール画面を操作した際に,次の現象が発生する場合があります。
  • スケジュールの表示に失敗する
  • 予約に失敗する
  • 自分又は上司のスケジュールを登録できない
  • 自分又は上司のスケジュールを削除できない
  • 自分又は上司のスケジュールの回答ができない