Scheduler Serverがインストールされたマシンをリプレースするための手順を示します。

1. サーバのホスト名が変更される場合は，事前にすべてのクライアントで設定変更を実施してください（Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを使用していない場合は，該当しません）。
   クライアント側で実施する設定変更の手順については，「12.2.1(1)(a)　事前準備（クライアント側の設定変更）」を参照してください。
   
2. 旧サーバで次のサービスが開始されている場合，管理ツールのサービスから次のサービスを停止します。旧サーバがUNIX版の場合は，aconsoleとroomconsoleから「サーバ」「管理ツールサーバ」を停止します。
   
   • Groupmax Scheduler Server
   • Groupmax Scheduler Server Tool
   • Groupmax Facilities Manager
   • Groupmax Facilities Manager Tool
3. 旧サーバで次のディレクトリとファイルのバックアップを取得します。
   
   • ＜インストールディレクトリ＞\etc
   • ＜インストールディレクトリ＞\log
   • ＜インストールディレクトリ＞\room
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\AppoSV.ini（存在する場合）
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\SFagent.ini（存在する場合）
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞\＜各ユーザ(施設)IDのディレクトリ＞
   旧サーバがUNIX版の場合は，旧サーバの次のディレクトリとファイルのバックアップを取得してください。
   
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/etc
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/log
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/room
   • /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini（存在する場合）
   • /usr/GroupAppo/bin/SFagent.ini（存在する場合）
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞下のすべての＜各ユーザ（施設）IDのディレクトリ＞

   注意

   デフォルトのディレクトリは次のとおりです。

   ディレクトリの種類	デフォルトのディレクトリ
   インストールディレクトリ	C:\Groupmax\apposv
   スケジュール格納ディレクトリ	Version 2.0 C:\Groupmax\apposv Version 3以降 C:\Groupmax\apposv\data

   スケジュール格納ディレクトリをデフォルトから変更している場合は，「コンフィギュレーション」の項番1「スケジュール格納ディレクトリ」を確認してください。

   UNIX版のスケジュール格納ディレクトリも，「コンフィギュレーション」の項番1「スケジュール格納ディレクトリ」で確認してください。

4. 旧サーバで「コンフィギュレーション」を起動し，各設定の控えをとります。
5. 新サーバに旧サーバと同じバージョンのScheduler Server及びFacilities Managerをインストールします。
   Address Serverと連携している場合は，Object Server及びAddress Serverもインストールしてください。設定方法は，それぞれの「システム管理者ガイド」を参照してください。
   
6. 旧サーバから次のディレクトリとファイルを新サーバにコピーします。
   
   • ＜インストールディレクトリ＞\etc
   • ＜インストールディレクトリ＞\log
   • ＜インストールディレクトリ＞\room
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\AppoSV.ini（存在する場合）
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\SFagent.ini（存在する場合）
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞\＜各ユーザ（施設）IDのディレクトリ＞
   旧サーバがUNIX版で新サーバがWindows版の場合は，次のようにコピーしてください。
   
   • 旧サーバの＜スケジュール格納ディレクトリ＞/etc下すべてを新サーバの＜インストールディレクトリ＞\etc下へコピーする。
   • 旧サーバの＜スケジュール格納ディレクトリ＞/log下すべてを新サーバの＜インストールディレクトリ＞\log下へコピーする。
   • 旧サーバの＜スケジュール格納ディレクトリ＞/room下すべてを新サーバの＜インストールディレクトリ＞\room下へコピーする。
   • 旧サーバに/usr/GroupAppo/bin/AppoSV.iniファイルが存在している場合は，新サーバの＜インストールディレクトリ＞\bin下にコピーする。
   • 旧サーバに/usr/GroupAppo/bin/SFagent.iniファイルが存在している場合は，新サーバの＜インストールディレクトリ＞\bin下にコピーする。
   • 旧サーバの＜スケジュール格納ディレクトリ＞下のすべての＜各ユーザ（施設）IDのディレクトリ＞を新サーバの＜スケジュール格納ディレクトリ＞下にコピーする。

   注意

   FTPで転送する場合には，バイナリモードで転送してください。

7. 新サーバで「コンフィギュレーション」を起動し，各設定を確認します。設定が異なる場合は，4.で控えた設定に変更します。
8. 旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合，Address Serverの運転席でサーバ名を変更します（Address Serverと連携していない場合，施設の場合は不要です）。
9. 新サーバでユーザ情報を再作成してください。
   「コンフィギュレーション」から［手動実行］で［ユーザ情報再作成］を実行するか，又は「GetAdAll」コマンドを実行してください（Address Serverと連携していない場合，施設の場合は不要です）。
   
10. 旧サーバと新サーバのOSがWindowsとUNIXで異なる場合，新サーバで「bitechg」コマンドを実行してください。
11. 旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合，新サーバで「hostchg」コマンドを実行してください。
12. Assist連携機能を使用している環境で，旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合は，Assist連携用ホームサーバ一覧を変更してください。
    Assist連携用ホームサーバ一覧については，「9.3.3　Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してください。
    
13. 新サーバの管理ツールのサービスから次のサービスを開始します。
    
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager
    • Groupmax Facilities Manager Tool

Scheduler Serverがインストールされたマシンをリプレースするための手順を示します。

1. サーバのホスト名が変更される場合は，事前にすべてのクライアントで設定変更を実施してください（Scheduler Client又はFacilities Manager Clientを使用していない場合は，該当しません）。
   クライアント側で実施する設定変更の手順については，「12.2.1(1)(a)　事前準備（クライアント側の設定変更）」を参照してください。
   
2. 各サーバで次のサービスが開始されている場合，管理ツールのサービスから次のサービスを停止します。旧サーバがUNIX版の場合は，aconsoleとroomconsoleから「サーバ」「管理ツールサーバ」を停止します。
   
   • Groupmax Scheduler Server
   • Groupmax Scheduler Server Tool
   • Groupmax Facilities Manager
   • Groupmax Facilities Manager Tool
3. 各サーバで次のディレクトリとファイルのバックアップを取得します。
   
   • ＜インストールディレクトリ＞\etc
   • ＜インストールディレクトリ＞\log
   • ＜インストールディレクトリ＞\room
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\AppoSV.ini（存在する場合）
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\SFagent.ini（親サーバだけ。存在する場合）
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞\＜各ユーザ（施設）IDのディレクトリ＞
   旧サーバがUNIX版の場合は，旧サーバの次のディレクトリとファイルのバックアップを取得してください。
   
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/etc
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/log
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/room
   • /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini（存在する場合）
   • /usr/GroupAppo/bin/SFagent.ini（存在する場合）
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞下のすべての＜各ユーザ（施設）IDのディレクトリ＞

   注意

   デフォルトのディレクトリは次のとおりです。

   ディレクトリの種類	デフォルトのディレクトリ
   インストールディレクトリ	C:\Groupmax\apposv
   スケジュール格納ディレクトリ	Version 2.0 C:\Groupmax\apposv Version 3以降 C:\Groupmax\apposv\data

   スケジュール格納ディレクトリをデフォルトから変更している場合は，「コンフィギュレーション」の項番1「スケジュール格納ディレクトリ」を確認してください。

   UNIX版のスケジュール格納ディレクトリも，「コンフィギュレーション」の項番1「スケジュール格納ディレクトリ」で確認してください。

4. 各サーバで「コンフィギュレーション」を起動し，各設定の控えをとります。
5. 各サーバに旧サーバと同じバージョンのScheduler Server及びFacilities Managerをインストールします。
   Address Serverと連携している場合は，Object Server及びAddress Serverもインストールしてください。設定方法は，それぞれの「システム管理者ガイド」を参照してください。
   
6. 旧親サーバ・旧子サーバから次のディレクトリとファイルを新親サーバ・新子サーバにそれぞれコピーします。
   
   • ＜インストールディレクトリ＞\etc
   • ＜インストールディレクトリ＞\log
   • ＜インストールディレクトリ＞\room
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\AppoSV.ini（存在する場合）
   • ＜インストールディレクトリ＞\bin\SFagent.ini（親サーバだけ。存在する場合）
   • ＜スケジュール格納ディレクトリ＞\＜各ユーザ（施設）IDのディレクトリ＞
   旧サーバがUNIX版で新サーバがWindows版の場合は，次のようにコピーしてください。
   

   コピーする旧サーバのデータ	コピー先となる新サーバのディレクトリ	コピーを実施するサーバ
   ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/etc下すべて	＜インストールディレクトリ＞\etc下	親サーバ 子サーバは実施不要です。
   ＜スケジュール格納ディレクトリ＞/log下すべて	＜インストールディレクトリ＞\log下	親サーバ 子サーバ
   旧サーバの＜スケジュール格納ディレクトリ＞/room下すべて	＜インストールディレクトリ＞\room下	親サーバ 子サーバは実施不要です。
   /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.iniファイル （存在する場合）	＜インストールディレクトリ＞\bin下	親サーバ 子サーバ
   /usr/GroupAppo/bin/SFagent.iniファイル （存在する場合）	＜インストールディレクトリ＞\bin下	親サーバ 子サーバは実施不要です。
   ＜スケジュール格納ディレクトリ＞下のすべての＜各ユーザ（施設）IDのディレクトリ＞	＜スケジュール格納ディレクトリ＞下	親サーバ 子サーバ

   注意

   FTPで転送する場合には，バイナリモードで転送してください。

7. 新親サーバ，新子サーバで「コンフィギュレーション」を起動し，各設定を確認します。設定が異なる場合は，4.で控えた設定に変更します。
8. 旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合，Address Server上で該当ユーザのホームサーバ名を変更します（Address Serverと連携していない場合，施設の場合は不要です）。
9. 新親サーバでユーザ情報を再作成してください。
   「コンフィギュレーション」から［手動実行］で［ユーザ情報再作成］を実行するか，又は「GetAdAll」コマンドを実行してください（Address Serverと連携していない場合，施設の場合は不要です）。
   
10. 新子サーバで，＜Address Serverインストールディレクトリ＞\Groupmax\GroupApp\item.defファイルが存在する場合は削除します。
    このファイルを削除した場合は，新子サーバと同じサーバマシンのAddress Serverの再起動が必要です。
    
11. 新親サーバと新子サーバの管理ツールのサービスから，次のサービスを開始します。
    
    • Groupmax Scheduler Server Tool
    • Groupmax Facilities Manager Tool
12. すべての新子サーバで管理データの取得をしてください。
13. 旧サーバと新サーバのOSがWindowsとUNIXで異なる場合，該当の新サーバだけで「bitechg」コマンドを実行してください。
14. 旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合，すべてのサーバで「hostchg」コマンドを実行してください。
15. Assist連携機能を使用している環境で，旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合は，Assist連携用ホームサーバ一覧を変更してください。
    Assist連携用ホームサーバ一覧については，「9.3.3　Assist連携用ホームサーバ一覧の作成」を参照してください。
    
16. すべてのサーバで次のサービスを開始します。
    
    • Groupmax Scheduler Server
    • Groupmax Facilities Manager
17. 旧サーバと新サーバでホスト名が変わる場合，管理ツールを起動して旧サーバのDNSホスト名を削除し，新サーバのホスト名を登録してください。