SFexportでサポートしている機能を次の表に示します。

表11-19　SFexportでサポートしている機能

• SFexportコマンド又はSFimportコマンドの実行中は，SFexportコマンドを実行しないでください。

SFexport.exe {/sfgu | /a | /d} [/o ORGID] OutputFileName [logname]

• 第1引数
  次のオプションを指定します。
  /s：部署テーブル情報とユーザ情報を出力します。
  /f：種別テーブル情報と施設情報を出力します。
  /g：部署テーブル情報と種別テーブル情報を出力します。
  /u：ユーザ情報と施設情報を出力します。
  /a：全情報を出力します。ほかの引数と同時には指定できません。
  /d：削除待ちユーザと削除待ち施設一覧を出力します。
  
• 第2引数
  /o ORGID：指定した組織ID，種別テーブルID以下の情報を出力
  指定した組織ID，種別テーブルID以下の情報を出力します。組織ID，種別テーブルIDは，半角英数字で10バイト以下で指定してください。
  指定を省略した場合は，すべての情報が出力されます。
  組織IDは以下となります。
  部署テーブルが，
  

  (i)最上位組織の場合、XXzzzzzzzz

  （XXは次の文字から成る2バイト。Xはg〜vの英小文字。zzzzzzzzはAddress Serverで指定した8バイト以内の最上位組織ID）

  (ii)組織の場合，YYzzzzzzzz

  （YYは次の文字から成る2バイト。Yは0〜9の数字またはa〜fの英小文字。zzzzzzzzはAddress Serverで指定した8バイト以内の組織ID）

  組織IDの値は，SFexportコマンドで部署テーブル情報を出力することで分かります。
  SFexportコマンドで/o ORGIDを指定する場合は，あらかじめ，部署テーブル情報を出力し確認しておく必要があります。
  
• 第3引数
  OutputFileName：出力ファイル名
  出力ファイル名を128バイト以内の半角文字又は全角文字で指定します。絶対パスでも，コマンド実行ディレクトリからの相対パスでも指定できます。
  指定したファイルが既に存在する場合には，上書きされます。
  
• 第4引数
  logname：ログファイル名
  処理の進ちょく状況及びエラーメッセージを出力するログファイル名を128バイト以内で指定します。絶対パスでも，コマンド実行ディレクトリからの相対パスでも指定できます。指定したファイルが既に存在する場合には，上書きされます。
  ログファイル名には「SFexport.log」を指定しないでください。
  指定を省略した場合は，標準出力に出力されます。
  

＜インストールディレクトリ＞\bin\SFexport.exe

デフォルトは，C:\Groupmax\apposv\bin\SFexport.exe

0：正常終了（エラーなく正常終了した場合）

1：異常終了（エラーが発生した場合）

• 実行結果及びエラーメッセージは，標準出力とログファイルに出力されます。
  引数で指定するログファイルとは別に，次に示すログが出力されます。このログは3回分まで保存されます。
  ＜インストールディレクトリ＞\log\SFexport.log
  SFexportコマンドの実行時に出力されるメッセージについては，「13.9　「SFexport」のメッセージ」を参照してください。
  
• このコマンドは実行時にトレース情報を出力します。トレース情報については「付録E.3　コマンド実行時に出力されるトレース情報」を参照してください。
• コマンドの第１引数に/dオプションを指定した場合，所属組織の存在しない削除待ちユーザと削除待ち施設は，次のコメント行の後に，CSVファイルへ出力されます。
  #所属組織が存在しない削除待ちユーザ（施設）
  但し，同時に第2引数（/o ORGID）を指定した場合，所属組織の存在しない削除待ちユーザと削除待ち施設は，出力されません。
  

出力ファイル名を「c:\temp\filename」，ログファイル名を「c:\temp\logfilename」とする場合の実行例を次に示します。

SFexport /sgu /o org1.rid c:\temp\filename c:\temp\logfilename