Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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11.3.1 GetAdAllユーザ情報の再作成

DBモードのGetAdAllコマンドは,Address Serverの最上位組織,組織及びユーザ情報をデータベースへ登録するための移行用ファイルを作成します。

GetAdAllコマンドの実行によって作成される移行用ファイルは次のとおりです。これらのファイルは,HiRDBのデータベース作成ユティリティ(pdload)の入力ファイルとなります。

GetAdAllコマンドはマスターサーバで実行します。GetAdAllコマンドを実行するために必要な条件は次のとおりです。

<この項の構成>
(1) コマンドの書式
(2) 引数
(3) コマンドパス
(4) リターンコード
(5) 作成されるファイル
(6) HiRDBへのデータ登録に使用するバッチファイル
(7) 注意

(1) コマンドの書式

GetAdAll.exe [/k<pdload用ファイルの出力先フォルダ名>] /p<pdload用ファイルの転送先フォルダ名>

(2) 引数

(3) コマンドパス

<インストールディレクトリ>\bin\GetAdAll.exe

デフォルトは,C:\Groupmax\apposv\bin\GetAdAll.exe

(4) リターンコード

0:正常終了

1:異常終了

(5) 作成されるファイル

コマンドの実行によって作成されるファイルを次に示します。出力先フォルダはオプション「/k」で指定したフォルダです。

表11-15 GetAdAllコマンドの実行後に生成されるファイル

出力されるファイル ファイルの種類 説明
GetAdAll_[表識別子].csv pdload用入力データファイル Address ServerのデータをHiRDBのpdloadコマンドに指定できる形式へ変換したファイルです。Address Serverの最上位組織,組織,ユーザ数が出力されます。
同じファイル名が既に存在する場合は,新しいファイルで上書きされます。
GetAdAll_control_[表識別子].txt pdload用制御情報ファイル データをHiRDBへロードするための制御文が記述されたファイルです。実行にはpdload用入力データファイルを使用します。
同じファイル名が既に存在する場合は,新しいファイルで上書きされます。

(凡例)
ファイル名の[表識別子]に出力される表識別子とテーブルの対応は次のとおりです。
・TBL_ORG:組織テーブル
・TBL_USER:ユーザテーブル

HiRDBへデータを登録する前に,これらのファイルをHiRDBサーバへコピーする必要があります。コピー先は,オプション「/p」で指定したフォルダです。

GetAdAllコマンドの実行からHiRDBへデータを登録するまでの流れについては,「7.7 ユーザ情報再作成」を参照してください。

(6) HiRDBへのデータ登録に使用するバッチファイル

GetAdAllコマンドの実行後,HiRDBへデータを登録するには,<インストールディレクトリ>\tool\GetAdallフォルダ下にあるバッチファイルとその関連ファイルをHiRDBサーバへコピーする必要があります。

コピーが必要なバッチファイルとその関連ファイルを次の表に示します。コピー方法については,「7.7(2) HiRDBマシンへの実行結果ファイルのコピー」を参照してください。コピー先は,オプション「/p」で指定した,HiRDBサーバ上のpdload用ファイルの転送先フォルダ名です。

表11-16 HiRDBサーバへコピーするファイル

出力されるファイル ファイルの種類 説明
GetAdAll_config.bat 環境設定バッチファイル データベース作成ユティリティ(pdload)を実行する環境を設定するバッチファイルです。
実行する前に,出力されたバッチファイルの内容を編集する必要があります。編集内容については,「7.7(3) pdload実行バッチファイルでのpdloadの実行」を参照してください。
GetAdAll_pdload.bat pdload実行バッチファイル 出力データをHiRDBへ移行するためのバッチファイルです。
バッチファイルの実行時には,同じフォルダに出力されたpdload用入力データファイルとpdload用制御情報ファイルを使用します。
GetAdAll_column_W_[表識別子].txt 列構成情報ファイル pdload実行バッチファイルを実行した後,表の列数よりも入力データ列が少ない場合に使用されるファイルです。
GetAdAll_inspection_W.txt pdsql入力用ファイル pdload実行バッチファイルを実行した後,HiRDBへ登録されたテーブルの検証に使用されるファイルです。
このファイルでHiRDBへ登録されたテーブルの件数を求めて,Address Serverに登録されているユーザ数と組織数を確認してください。

(7) 注意