14.3.33 stop(クラスタの終了)
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
クラスタ内の全EADSサーバを終了します。
オプションを指定しない場合,メモリキャッシュのデータをストアデータファイルに書き出してからEADSサーバを終了します。
(2) 規則
-
このサブコマンドは,クラスタの状態がクラスタ稼働中(AVAILABLE)のときに実行できます。
-
このサブコマンドは,クラスタへの参加状況がonlineのEADSサーバを処理対象とします。ただし,クラスタへの参加状況がstandbyのEADSサーバがクラスタ内にある場合は実行できません。クラスタへの参加状況については,eztool statusコマンドで確認できます。
-
このサブコマンドは,処理対象のEADSサーバが次の状態のときに実行できます。
-
初期化状態(initialized)
-
閉塞状態(closed)
-
-
このサブコマンドがEADSサーバから排他を取得している間,EADSサーバは縮退状態(isolated)になりません。なお,EADSサーバから排他を取得している間にプロセスがダウンしたり,EADSサーバが停止したりした場合は,排他を解除したあとに縮退が実行されます。
(3) 形式
eztool stop [--no_export]
(4) オプションおよび引数
(a) --no_export
EADSサーバ終了時に,メモリキャッシュのデータをストアデータファイルに出力しない場合に指定します。
(5) リターンコード
次の表に示すリターンコードが返却されます。
項番 |
リターンコード |
リターンコードの説明 |
|
---|---|---|---|
コマンド定義のeads.command.compatパラメタを指定していない場合 |
コマンド定義のeads.command.compatパラメタに0300を指定した場合 |
||
1 |
0 |
0 |
コマンドの実行に成功しました。 |
2 |
101 |
101 |
コマンドの初期化に失敗しました。 |
3 |
110 |
接続に失敗しました。 |
|
4 |
111 |
通信タイムアウトで失敗しました。 |
|
5 |
120 |
構文不正で失敗しました。 |
|
6 |
130 |
コマンドを実行できない状態のため失敗しました。 |
|
7 |
131 |
ほかのコマンドが実行中のため失敗しました。 |
|
8 |
150 |
コマンド実行中に失敗しました。 |
|
9 |
200 |
コマンドタイムアウトで失敗しました。 |
(6) 注意事項
このコマンドの実行時に出力されるストアデータファイルの詳細については,「7.6.2(3) eztool stopコマンド実行時に出力されるストアデータファイル」を参照してください。
ストアデータファイルの出力先については,「7.4.2 ファイルの出力先の設定」を参照してください。