Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


付録C 用語解説

(数字)

2Wayキャッシュ

メモリ領域およびディスク領域にデータを格納するキャッシュのことです。

(英字)

EADSクライアント

EADSが提供するクライアントライブラリを使用して,EADSサーバに接続するユーザプログラムのことです。

EADSサーバ

keyとvalueで構成されるデータを管理するサーバプロセスのことです。

(ア行)

イベントリスナ

EADSサーバでのイベントの発生(クラスタ構成情報の更新)を契機に,ユーザが定義した処理を,EADSクライアント上で実行させるプログラムのことです。

イベントリスナには,次の2種類があります。

  • クラスタイベントリスナ

    EADSサーバがクラスタに追加された場合に実行させるイベントリスナです。

  • ノードイベントリスナ

    EADSサーバの縮退や復旧など,クラスタを構成するEADSサーバの状態が変わった場合に実行させるイベントリスナです。

(カ行)

キャッシュ

EADSで扱うデータ(keyとvalueのペア)を格納する領域のことです。

キャッシュはクラスタ内に最大16個作成できます。

EADSクライアントは,クラスタ内のキャッシュに対してデータ操作を行います。

クラスタ

複数のEADSサーバの集合です。EADSクライアントからは1つの格納先として認識されます。

同じセグメント内に同じマルチキャストアドレスおよびポート番号を設定したEADSサーバ群で構成されます。

(サ行)

スケールアウト処理

クラスタを停止させないで,新しいEADSサーバをクラスタに追加する処理のことです。

生存確認

ハートビートを送信しないEADSサーバに対して,ダウンしていないかどうかクラスタ内で確認する機能のことです。

生存確認にはTCPプロトコルを使用します。

(タ行)

ディスクキャッシュ

ディスク領域にデータを格納するキャッシュのことです。

(ハ行)

ハートビート

正常に稼働していることを知らせるために,クラスタ内にマルチキャストで配信するパケットのことです。

ハートビートの送信にはUDPプロトコルを使用します。

不揮発性メモリ

従来のフラッシュメモリよりも高速に読み書きができ,かつ電源が失われても書き込んだデータが保持される不揮発性のメモリ,いわゆるストレージクラスメモリのことです。

EADSでは,不揮発性メモリをストレージデバイスとして使用することで,データの格納先として使用できます。EADSが対応する製品については,リリースノートを参照してください。

(マ行)

メモリキャッシュ

メモリ領域にデータを格納するキャッシュのことです。

(ヤ行)

ユーザファンクション

データの集計や分析など,キャッシュに対して実行する一連のデータ操作(ユーザ処理)を定義したプログラムのことです。

ユーザが作成して,あらかじめEADSサーバ上に配置しておき,EADSクライアントから呼び出すことで実行できます。なお,ユーザファンクションには次の2種類の実行方法があります。

  • keyまたはグループ指定による実行方法

  • EADSサーバ指定による実行方法

(ラ行)

リバランス処理

クラスタを停止させないで,クラスタ内のEADSサーバを均等に配置し直すことで,各レンジに格納できるkeyの数を均等にする処理のことです。