Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編

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9.3 仮想化システムで使用するコマンドの詳細

仮想化システムで使用するコマンドの入力形式,機能などを次に示します。

コマンドの格納先
仮想化システムで使用するコマンドは,次のディレクトリに格納されています。
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\vmx\bin\
  • Linuxの場合
    /opt/Cosminexus/manager/vmx/bin/

共通引数
各コマンドは,次の引数を共通引数として指定します。共通引数は,vmxclient.properties(クライアント共通設定ファイル)で,指定を省略したときのデフォルト値を設定できます。vmxclient.propertiesファイルについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のvmxclient.properties(仮想サーバマネージャのクライアント共通設定プロパティファイル)にの説明を参照してください。
形式
コマンド名称 [-m <ホスト名>[:<ポート番号>]] 
             [-u <管理ユーザID>] [-p <管理ユーザパスワード>]
説明
-m <ホスト名>[:<ポート番号>]
仮想サーバマネージャ(Management Server)のホスト名とポート番号を指定します。
  • <ホスト名>
    ドット記法でのIPアドレス指定(xxx.xxx.xxx.xxx),または名前解決できるホスト名で指定します。なお,xxxには0〜255の整数を指定します。
  • <ポート番号>
    Management Serverの設定に従います。設定個所は,mserver.propertiesファイル(Management Server環境設定ファイル)のwebserver.connector.http.portキーの値となります。デフォルト値は28080です。
-u <管理ユーザID>
仮想サーバマネージャ(Management Server)のセットアップで設定したManagement Serverの管理ユーザIDを指定します。仮想サーバマネジャのセットアップについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 仮想化システム構築・運用ガイド」の仮想サーバマネジャの構築に関する説明を参照してください。
-p <管理ユーザパスワード>
仮想サーバマネージャ(Management Server)のセットアップで設定したManagement Serverの管理ユーザパスワードを指定します。仮想サーバマネジャのセットアップについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 仮想化システム構築・運用ガイド」の仮想サーバマネジャの構築に関する説明を参照してください。

終了コード
仮想化システムで使用するコマンドは,次の範囲で戻り値を返します。

表9-3 仮想化システムで使用するコマンドの戻り値

戻り値 意味
0 コマンドの処理が正常終了しました。
1 コマンドの処理で軽微な障害が発生しました。
2 コマンドの処理で排他エラーが発生しました。
64 コマンドの処理が異常終了しました。
注意事項
仮想化システムで使用するコマンドを実行している間は,[Ctrl]+[C]キーなどで外部から停止しないでください。
<この節の構成>
vmx_create_unit(管理ユニットの作成)
vmx_delete_unit(管理ユニットの削除)
vmx_deploy_unit(管理ユニットのデプロイ)
vmx_export_rule(管理ユニット運用ルールの参照)
vmx_get_machine_info(管理対象マシン情報の取得)
vmx_list_unit_version(管理ユニットのバージョン情報一覧表示)
vmx_list_virtualserver_status(仮想サーバの稼働状況の一覧表示)
vmx_rolling_update(管理ユニットのローリングアップデート)
vmx_scalein_unit(仮想サーバのスケールイン)
vmx_scaleout_unit(仮想サーバのスケールアウト)
vmx_set_machine_info(管理対象マシン情報の設定)
vmx_set_unit_currentversion(管理ユニットのカレントバージョンの設定)
vmx_start_unit(管理ユニットの一括起動)
vmx_stop_unit(管理ユニットの一括停止)
vmx_update_unit(管理ユニットの変更)